3月10日、神宮球場で行われた野球大会で、事件は起こった。
この日、始球式に登場したのが“神スイング”で知られるタレントの稲村亜美。マウンドに立ち、投げ終えた稲村を、最初は遠巻きに見ていた中学生たちだが、その輪は次第に縮まり、やがて稲村は理性を失った中学生の群衆に、客席から見えなくなってしまうほど“飲み込まれ”てしまう事態となったのだ。
「ネット上にはその時の動画があがっていますが、四方を囲まれて逃げ道を失い、ジワジワ忍び寄る数千人の男子中学生に衆人環視の中で襲われた稲村の恐怖はいかばかりでしょうか。もっとも、稲村自身はインスタグラムで『選手の熱気がすごく伝わってきて色々とハプニング?も起きてしまいましたが、みなさんのパワーが伝わってきてわたし自身は貴重な経験をさせてもらえました』と問題にしないようですが、これはアクシデントでもトラブルでもなく、正真正銘の犯罪的行為。被害者が声をあげなければまかりとおるような事例にしてはいけないのです」(週刊誌記者)
ところが、当の中学生の中には、まったく反省の色を見せない者もいるようなのだ。
「ネット上には、稲村の体を『触った』と武勇伝のように書き込む者もいるのだとか。ツイッター上で言葉の最後に『笑』とつづりながら、本当に当人なのかはわかりませんが、最初に稲村に思い切って接近したのは自分たちだと書き込んでいるようなヤカラまでいるようです」(芸能ライター)
稲村が不問に付すことを「神対応」などと誉めそやしていたメディアもあったが、犯罪に近い行為だということを認識させることこそ必要なのではないだろうか。