歌手のASKAが10月14日、自身のブログで使用しているパソコンの写真を公開した。これはASKAが受けているハッキングが身内の犯行ではないかと報じた本サイトの記事に対しての投稿で、問題となった「ファームウェアパスワード」の入力を求められている画面だ。パソコンはアップル社のiMacで、画面中央に鍵のマークが表示されている。これを見て気になったことがあるとシステムエンジニアは言う。
「真っ先に気になったのは、パソコン画面の汚れですね。本当に汚いです(笑)。ASKAさんも気づいて謝罪していますが、いったいどんな使い方をしたらこんなに汚れるのか‥‥。タッチパネルになっているiPadなら指で触れるので汚れるのもわかるのですが、これはタッチパネルではありません。私もiMacを使っていますが、ここまで汚れることはまずない。それはさておき、特に気になったのはパソコンの上部、カメラの位置にテープが貼られている点です」
ASKAの写真を見てみると、確かにパソコンの上部にテープのようなものが貼られている。まるでパソコンが怪我をし、バンソウコウを貼ったかのようだ。
「ここにはカメラがあるんです。インターネット通話サービスのスカイプやフェイスタイムで使用します。実はパソコンがハッキングを受け、このカメラが乗っ取られるというケースは少なくない。カメラを乗っ取れば、ユーザーが何をしているのか、ハッキング犯は手に取るようにわかりますからね。ASKAさんはこれまでにハッカー集団との戦いを明らかにしていますが、相当しつこく何度もカメラのハッキングを受けたのではないでしょうか。取り戻してはハッキングされるの繰り返しでついにはあきらめ、カメラを物理的にふさぐことで対処したのだと思います。こうしておけばカメラを乗っ取られていても、何も映りませんから問題ありません」(前出・システムエンジニア)
つまりこのテープはASKAとハッカー集団との激しい戦いの末に生まれたものだという。
「映らないようにするだけなら、ただテープで塞げばいい。でもASKAさんはわざわざ紙か何かで光を遮断する板を作り、それをカメラにかぶせた上でテープ貼りしています。とても念入りに塞いでいる。それだけハッカー集団との攻撃が激しいということではないでしょうか」(前出・システムエンジニア)
かねてからハッキング被害を語っていたASKA。妄想なのではないかと疑われたこともあったが、どうやら本当に被害を受けていたのかもしれない。