社会

山本太郎「全て話します!“大新聞は報じてくれない”天皇陛下へ直訴した深意」(1)

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 10月31日に行われた秋の園遊会で、天皇陛下に直接手紙を渡し大批判された山本太郎参議院議員。今月8日には厳重注意のうえ、宮中行事への出席禁止が言い渡された。「テロ」呼ばわりまでされて伝えたかった本当の思いを激白した!

 天皇陛下に直筆の手紙を手渡した山本太郎議員(38)だが、巻紙に書かれていたことから、相当の準備をしていたことがうかがえる。直訴はいつ頃から考えていたのであろうか。

 手紙を渡すことは自分で考えたものです。誰かに相談したら止められますよ。一枚紙ですから、書くのも大変で前日に書きました。園遊会への参加は開催の約2カ月ほど前から決まっていましたが、お渡しすることを決めたのは、園遊会の日の2週間前ですね。でも、僕は園遊会に出たこともないですし、ワイドショーでちらっと見るくらいなので、わからなかったのです。全員とお話しくださるのかなぁというイメージはありました。それも一瞬だなぁと。だとしたら伝えきれない部分をお手紙にしたためようという気持ちがありました。

 しかし、現在、人の生命に関わる問題が遅々として進んでいない現状があります。その一方でTPPや、日本版NSC(国家安全保障会議)、秘密保護法などがあっさり決まる勢いがあります。政治はそういう部分への対策がスローです。この胸の内を打ち明けたい、この話を理解してもらえるのは誰なんだろう?と思った時に、園遊会に出させてもらえるということもあったので「陛下」の顔が浮かびました。

「生命に関わる問題」とは、山本氏が一貫して主張する福島原発事故に伴う放射能被曝の件である。政治家であれば、意見を言う場所は国会であり、聴衆は有権者であるべきである。山本氏は天皇陛下への直訴に何を望んだのか。

 もちろん、天皇陛下が政治に対しての権能〈けんのう〉をお持ちではないということは知っていて、陛下に何かをしてほしいということではなかったのです。

 一方で、ふだんスピーチをなさる時の国民を気遣うお言葉であったりとか、時に権力者に対する戒めにも聞こえるようなお言葉であったりとか、陛下に対してそんな近しい感情を抱いていました。

 僕は第二次ベビーブームくらいの生まれで、天皇陛下という存在を、先の世代の人たちよりも身近に考えていました。「開かれた皇室」ということもあり、陛下に対して“身勝手な親しみ”というものがあったのだと思います。

 先の世代には、天皇陛下を神格化された存在と考える方は多かったと思います。しかし、僕たちの世代で天皇陛下はこの国の象徴であり、もっと自分たちに近い“人生の大先輩”であると勝手に考えていました。

◆アサヒ芸能11/12発売(11/21号)より

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