紳助復帰の隠された意図は、あちこちに見え隠れする。
大手広告代理店の関係者が語る。
「昨年の12月下旬、吉本の幹部が年末挨拶としてテレビ各局や広告代理店を回った際に紳助復権の協力を要請したようです。聞いた話では、テレビ局ではTBSが全面支援に前向きだったといいます」
あくまで非公式の会話だったようだが、具体的な復帰プランまで話し合われたというのである。
先の広告代理店関係者が続ける。
「まずは小説などの作家として、顔が前面に出ない形で復帰させる。その作品を映画化して、監督をさせるなど、世間の反応を見ながら徐々に表に出していくという構想です。何でも、先の大震災で紳助が心を揺さぶられたことを題材にするとかで、売り上げやギャラは被災者に全額寄付するというシナリオ。お得意のお涙頂戴で、『寄付は紳助たっての希望』を強調しようという、あざとい思惑がミエミエです」
TBSの協力説のみならず、今夏のフジテレビ「27時間テレビ」において、おちゃらけで復活するとのプランも浮上した。しかし、冒頭で紹介した日テレの「紳助独占契約」交渉の執念は、他局を圧倒するほどだという。
「そもそも日テレは昨夏、紳助の引退会見を最初に生放送した『NEWS ZERO』が18・6%という高視聴率を獲得した。それがきっかけで、会見の直後から編成担当を中心に水面下で紳助復帰を検討していたんです。だから、他局が紳助の関連番組を次々と打ち切っていく中、放送続行を決断した。もちろん『行列』や『深イイ』が高視聴率であったこともその一因ですが、その姿勢には吉本サイドも感謝の意を示し、恩義を感じていたのです」(前出・日テレ関係者)
日テレは昨年、視聴率年間三冠王の座を7年連続獲得していたフジから奪取している。三冠王の維持に躍起となっている同局にとって、視聴率に結び付くコンテンツに過敏となるのは当然か。
とはいえ、あの歴史的引退会見の直後から、はやばやと復帰プランが練られていたとは、驚きを禁じえない。
「当初から日テレ側は、『紳助さんが復帰する時の司会の席は空けておきます』とリップサービスを込めて、吉本側に番組の存続を説明していた。その際に吉本側も『いつ戻ってくるかわかりませんが、その時は真っ先に日テレさんでお願いします』と色よい返答をし、友情関係で口約束をしていたようです」( 前出・日テレ関係者)
紳助に復帰の意思が生じれば、受け入れ先は確保できそうな情勢なのである。
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