メディアを騒がせ、忽然と表舞台から姿を消した女たち。あのアイドル歌手から外国人女優まで、気になる“その後”を徹底追跡した。
“ポスト明菜”として注目された小出広美(49)は、歌手デビュー翌年の84年に突如引退。かつて恋人から受けた暴力がもとで「PTSD」の治療を受けていることを激白していたが‥‥。都内で会った小出はとても元気そうに見えた。
「3匹のトイプードルと毎日楽しく暮らしています。夏にはさらに2匹増える予定です。日本にはなかなかいない毛色の子で、ブリーダーの資格を取るために猛勉強中なんです」
10年に週刊誌のグラビアに登場して以降、メディアに出ることはなかった。また、長らく銀座で続けていたクラブママの仕事もキッパリとやめていた。
「きっかけは11年の大震災。人生観が180度変わって、これまで一度も経験したことがないことをやってみようと、思い切って海外に移住したんです」
11年から約3年間、アメリカで暮らした。現地では、レストランの皿洗いやラーメン店の仕込みのアルバイトを経験。それと並行して、和雑貨の卸業を始めた。
「根付といって携帯ストラップのようなものから、美濃和紙で作られた雛人形やちりめん細工などを扱いました。ショップに飛び込み営業をして、言葉がうまく伝わらなくても、ジェスチャーと熱意でクライアントを開拓していきました」
帰国後も、そのツテを生かして和雑貨の輸出販売を手がけている。
小出といえば歌手引退時に、「中森明菜との確執が原因」と一部で報じられた。真相を追及すると、
「大きな楽屋で一緒になったことはあったけど、距離も遠くて、直接言葉を交わしたことはないんですよ。『同じブティックで衣装を買ったね』と、ある人を介して言われたことはありますけど。去年の紅白で久しぶりに中森さんを見ましたけど、早く元気な姿を見せてほしいですよね」
これまで4冊のヘアヌードをリリースした小出に復帰の可能性を尋ねると、意味深な答えが返ってきた。
「うふふ‥‥、需要があればですけどネ。それより今年から婚活を始めようかと(笑)」
心の余裕が見て取れた。
さて、消息がまったくつかめないのが女優の石原真理子(51)=現・真理=。近況を探るため、都内で暮らす石原の実母に話を聞いた。
「世界中を飛び回っています。ニューヨーク、サンフランシスコとかね。とにかく忙しそうですよ」
石原といえば芸能人との華々しい恋愛遍歴をつづった自伝を06年に発表。著書で実名をあげた一人、玉置浩二と09年に復縁し、わずか半年後に破局した。
「あの男(玉置)はやめておきなさいって何度も言ったのよ。でも言うこと聞かないから‥‥」
女優復帰については、
「何かと目立ったことをすると叩かれるでしょう? 日本の芸能界はもうコリゴリじゃないかしら」
プッツン女優は今いずこ──。
続いては、90年代に数々の映画賞に輝いたルビー・モレノ(49)。95年に所属事務所を解雇されて以降、目立った活動はなく、昨年5月に「AVデビュー」が報じられた程度だ。親交のある映画関係者はこう話す。
「芸能活動は続けていますよ。ごくたまにフィリピンパブにゲスト出演しているようです。昨年末にも、地方にあるパブのステージに立って、カラオケで客を沸かせていました」
スクリーンでもう一花咲かせてもらいたいところだ。