事件

本誌だから書ける!「紳助と山口組」衝撃の全内幕(7)ヤクザ幹部 「芸能人ケツモチ」の流儀 「電話で2分話して5000万で解決や」

「俺のケツモチが誰かわかっとるのか」──紳助は周囲にこう吹聴したという。芸能界で少しでも優位に立とうとする態度も今回の事態につながったのか。さるヤクザ組織の古参の現役幹部が、芸能界を含む「ケツモチの流儀」を語る。


「自分の力ではどうにもならん。ニッチもサッチもいかん状況に追い込まれ、紳助が(極心連合会の『相談役』とされる)渡辺二郎につなぎをつけたのはわかるよ。広域組織とつながりのある右翼の怒りを解くには、山口組の最高幹部の力を借りるしかないわな」
 こう語る現役幹部によれば、自身もかつてヤクザ稼業のかたわら、右翼活動をしていた。その際、彼に追い詰められた攻撃相手が自分の親分に泣きついたことがあったという。
「親分は私に『おい、街宣車の嫌がらせはやめえ』とひと言や。ええも悪いもあらへん。親分がやめえと言うたら、終わりや。それがこの世界やもんな。警察や弁護士に頼んでトラブル処理すると、相手が逮捕されたりする。すると根に持たれ報復されたりするやろ。だったら、相手が頭が上がらない人間に『ワシの顔を立てて、今回は引いてもらえんやろか』と言ってもらえばいい。橋本会長もそんなふうに言ったはずや。山口組の最高幹部からそう言われて、できんと言うヤツはおらんよ。もしおったら、後日、抗争になるで。私の攻撃相手は攻撃から解放されて、たいそう喜び、親分のところに大金を包んで持って行ったそうや」
 この幹部は映画界にも詳しいが、かつては、京都・太秦撮影所にいる俳優も、派閥に分かれ、俳優それぞれにヤクザの兄弟分がいたという。
「どこの誰とつきあっておるか、他人にはあまり言うもんやないが、芸能人は1㍉でも風上に立ちたい一心で、ベラベラしゃべるんやな。紳助もそうやと思うわ」
 あらためて、ケツモチの意味について触れておくと、ケツモチとは問題処理のため、水面下で動く組織や人物のことだ。
 こんな話がある。あるヤクザウオッチャーが言う。「さる芸能人がトラブルを起こしたんですが、そのトラブルからしばらく経過した頃から、右翼団体が『あいつを芸能界から追放せよ』と街宣活動を開始。テレビ局も復帰させることができない。そこに右翼の街宣活動を終わらせるため、間に立つ人物が現れた。で、街宣活動はぴたっとやんだんですが、そのあとが大変だった。仲介してくれた人物にお礼をするため、事務所に出資してもらって、合法的にカネが流れるようにした。ところが、その芸能人は女房に頭が上がらず、また世話になったヤクザ関係者にも吸い上げられる。働けど働けど、自分の懐にカネが入ってこない状況に絶望して別の騒動を起こしてしまった」
 また、バブル経済華やかなりし時代の状況については、ヤクザ幹部がこんな話を明かす。「当時、ある広域組織の最高幹部のもとにはケツモチの依頼が相次いだ。何でも、2分間電話で話して、問題を解決しただけで、5000万円の謝礼があったという話や。シノギが枯渇しておる今では考えられん話や」
 それでもやはり、ケツモチしてもらうと高い代償を払わされるケースが多いのは間違いない‥‥。

カテゴリー: 事件   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
新体制timeleszの苦戦…2番手・菊池風磨がメインに躍り出て新メンバーが「いきなりツアー不参加」
2
「プロ野球にはなぜユースがないのか」サッカーファンを納得させた里崎智也の満点回答
3
被害1億円超「暗号資産詐欺」の広告塔になった高嶋ちさ子はなんと説明するか
4
【悲惨な末路】「おむすび」ではなく「クジャクのダンス」で大盛り上がりのNHK「あさイチ」
5
「大谷翔平ハラスメント」がものまね芸人「ミニタニ」に飛び火して批判の嵐に!