不動のセンター・前田敦子(21)が卒業、大規模なメンバーシャッフルが行われたAKB48。来年の総選挙をにらみツバぜり合いをする新センター候補をどこよりも早く色っぽ比べする。
AKBヲタとして知られる安田大サーカスのクロちゃんが熱い思いをぶちまける。
「卒業を受け入れようと思っても、最後を迎えるまで悲しい気持ちで沈んだ状態でした。最終日は秋葉原のAKBショップの前でみんなと一緒に応援しましたが、あっちゃんの笑顔を見て全てが吹っ切れた思いです」
翌日のスポーツ新聞4紙が1面で大々的に「あっちゃん卒業」と報じたが、すでにAKB48内部では、次の総選挙に向けて有力メンバー同士が激しい火花を散らしているという。
AKB48などグループアイドルに詳しい芸能評論家の三杉武氏は言う。
「その筆頭にあがるのは、今年の総選挙で2位に躍進した渡辺麻友(18)でしょう。今年の総選挙では大島優子(23)に次ぐ2位に大躍進し、引っ込み思案なオタクキャラを覆し、次はセンターを取りに行くと宣言しています」
昨年発売された写真集「まゆゆ」の表紙ではアイドルらしからぬオールヌードを連想させる艶あですがた姿を飾っているだけに「優子越え」の最右翼になりそうだ。
これに対し、前出・クロちゃんが激推しするのは、SKE48のエース・松井珠理奈(15)だ。
「SKE結成時に11歳で加入し、AKBのシングル曲『大声ダイヤモンド』では小学生ながらセンターに抜擢されています。そしてAKBで学んだことをSKEに持ち帰り、メンバーに教えていた。珠理奈の頑張りあってSKEがあるんです。これからはSKEではなく、新生AKBの『ダイヤモンド』になってくれないと、クロちゃん困っちゃう」
地方の追い風に吹かれ、今年は9位にランクイン。もともと大人びた顔だちだが、高校生になり最近はビキニ姿も解禁。ウエストラインはまさに今が少女からオンナに脱皮中だ。
しかし、2人の大本命に待ったをかけそうな超ダークホースとして名前があがったのが島崎遥香(18)。オヤジたちの耳にはまったくかすったことのない名前だが、メンバー多数出演のドラマでは主役に抜擢されている。
「ルックスはいいが、ダンスも歌も正直イマイチ。もちろん本人は頑張っているのだが、それが評価に結び付かないため“ポンコツ”と呼ばれています」(前出・三杉氏)
ここが“育成アイドル”ならではの萌えポイントなのだ。
「どちらかというとあっちゃんのように感情をきちんと表に出すタイプではありませんが、“ポンコツ”だからこそファンは応援したい気持ちにさせられるんです。これから先輩たちの間に入ってどう覚醒するのかが楽しみ」(クロちゃん)
マエアツ不在でAKB内はいっそう群雄割拠の様相を呈しているのだ。
「あっちゃんと同じセンターは出てこないでしょう。でもAKB第2章は始まったばかり。新しいセンターを育てていきたいですね」(クロちゃん)
全国から世界へと人気が拡大する勢いの国民的アイドルグループ、その「熾烈な争い」はまだまだ続きそうだ。