スポーツ

セ・パ中年選手「生き残りORリストラ」 (3) 石井琢朗は妻が夜遊びを封印

 阪神とCS進出争いを展開した巨人の大物アラフォーといえば、谷佳知(38)と小笠原道大(37)。巨人担当記者が言う。

「谷は今も他球団にとっては脅威の存在で、原辰徳監督(53)もシーズン当初、『ベテランの力が必要になる7月、8月に出てきてくれればいい』と信頼していた。代打でもスタメンでも使える便利さと器用さがあるんです。ただ、球団が高橋信二(33)と大村三郎(35)という、使い方がカブる2人を獲った際には一度お払い箱になりかけた。ところが、大村はロッカールームで競馬新聞を読みふけるのを原監督が知って『ダメだ、あいつは』と切り捨てたとか。だから谷の存在感が増した」
 一方の小笠原は、前半の絶不調で巨人がスタートダッシュに失敗し、V逸のA級戦犯とされている。「確かに練習はよくするし、若手の模範となっている。でも、打率が2割を切っているのに、2000本安打達成まであとわずかと気を遣って打席に立たせてもらった。ベンチとしても使わないわけにいかなかったからね。来季は大減俸で残留するか、あるいは彼の性格ならスッパリ自分から引退を言いだすかもしれない」(球団関係者)
 大逆転Vを達成した落合中日では、球界最高齢の山本昌(46)が今季は一度も一軍で投げていないのに、来年も契約は濃厚だという。「あれほどの大投手が二軍暮らしのままでは、引退の花道がない。来年、OBの高木政権に代わることで、クビがつながった。花道を用意するという球団の温情です」(スポーツ紙デスク)
 130キロの球を150キロに見せる、かつての投球術とキレはもうないという。
 天王山で中日に4連敗し、まさかのV逸となったヤクルトのチームリーダー・宮本慎也(40)は、2割9分8厘で、セ・リーグの打撃成績5位に入っている(10月14日現在)。前出・遊軍記者が言う。
「日本ハムの稲葉篤紀(39)が、『慎也さんの打撃は、低反発球かどうかに関係ないからね』と言っていた。長打を捨てて、二塁手の頭上を狙う打撃に徹しているということです。一時、肺炎で戦線離脱したが、伊勢孝夫総合コーチ(66)も『宮本が抜けるのがいちばん痛い』と話していた。反面、主軸の青木宣親(29)については、『青木?(いなくても)全然痛くない』と・・・・」
 来季までの2年契約を結んでいるのは、目前に迫った2000本安打を達成させたい、という球団の配慮もあってのことだとか。将来は、監督の道が約束されているという。
 広島ではすでに名球会入りしている2人のベテランが、来季も生き残る。
「あのイチローをして天才と言わしめた前田智徳(40)は、松田元オーナー(60)のお気に入りで、将来の監督候補。『前田はいい指導者になる』とオーナーが太鼓判を押した」(球団関係者)
 全力で走ることができないなど、下半身に爆弾を抱えているのだが、松田オーナーは、
「来年もやってもらわないといけん」と公言している。
「仮に野村謙二郎監督(45)が来季構想外だとの現場の意見を編成部に伝えても、オーナーが却下する。だからクビはないんです。本人が引退すると言わないかぎりは」(前出・球団関係者)
 もう1人、石井琢朗(41)は10月10日、右膝のクリーニング手術を受けるため、登録を抹消された。野村監督は、
「来季に向けて? もちろん」
 と残留を断言している。前出・遊軍記者によれば、「まだ守れるし、前田のように使い方が限定されない。実は今年から球団の寮住まい。表向きは『野球に専念したい』ということですが、実は妻(フジテレビ・荒瀬詩織元アナ)のたっての願いなのです。夜の行動があまりにお盛んなので、夜遊びを封印させるため、『あんた、(門限のある)寮に入ってなさい』ということです(笑)」
 通算2500安打まであと75本。野球に没頭し、大記録達成となるか。

カテゴリー: スポーツ   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
大久保博元が田中将大の楽天退団に「緊急声明」!石井一久GMをコキ下ろしたらエライことに
2
田中将大「楽天を自由契約」で手を挙げる「ヤクルトと中日」そして「背番号18が空く巨人」の動き
3
大幅減額が原因じゃない!「生涯年俸300億円超」の田中将大が楽天を退団した「本当の理由」
4
オナラはウンチの粒なのか? オーストラリアの科学者の結論は「服を着ていない状態では…」
5
田尾安志が語った楽天・田中将大の自由契約「自分が引退を決意した時と近いものを感じた」