02年にかつての「直参」松本人志(48)と共著で出した「哲学」(幻冬舎)で紳助は、夫人を持ち上げて、2人の関係をこう記している。
〈僕ら夫婦は、俺がレーサーで、お前がメカニックだった。二人でチームとしてやってきた。それでいい成績をおさめたのは二人の成果〉
「いい成績」とは、すなわち人気と財を成したことだろう。
それでも紳助の金銭感覚は、先に触れた夫人の金銭感覚を踏襲しているようである。
前出・テレビ局関係者が言う。
「吉本の人間に聞くと、『ホンマ、紳助さんはセコい。オレら男には、コーヒー1杯奢ってくれない。酔うと、〝金はギョーサンあるんや、ボケ!〟と言うくせに』とボヤいていましたね。根本として、長い間、お金と学歴にコンプレックスがあったといいます」
そのもう一つのコンプレックスも、夫人の功績で克服しているようだ。
前出の城下氏が話す。
「家のことは子育てから何から何まで嫁任せと公言してきた紳助ですが、実際、3人の娘さんとも芸能界とは一線を画し、高学歴です。長女は大学卒業後、法科大学院に通い、現在は弁護士と結婚。次女もUCLAに留学し、コロンビア大学の大学院に進んで昨年結婚しました。三女も東京の法科大学院に通っていますが、全員、立派に育て上げたのは、やはり奥さんの力が大きいですね」
さらに、前出の知人もこんな話を思い出して言う。
「そういえば2年ほど前、さほど酒も入っていない状態で紳助さんが熱く語りだしたんです。『この年になったら、やっぱりカミサンやね』って。奥さんは家庭をきちんと守り、娘さんたちを立派に育て上げてくれたということを切々と語り、『若い女たちと噂も出たけど、この年でヤッてもしょうがない。男はやっぱり最後はカミサンに戻るってことや』と話していました」
そうして親分は夫人のもとに戻ったのだろう。権力の座から落ちた親分は、女帝の存在がいかに大きかったか、あらためて感じているに違いない。
-
-
人気記事
- 1
- TOKIO「ウルトラマンDASH」列車競争企画に疑惑浮上「通常運行」とは大違いの「ゆっくり走行」
- 2
- 「浅田真央リンク」新設に地元住民が「やめてくれ!」で荒川静香との「立川バトル」勃発危機【2024年下半期BEST記事】
- 3
- 【詳報】ブルガリアの「女ノストラダムス」が予言していた「世界の終わりは2025年から始まる」
- 4
- 楽天・辰己涼介が今季パ・リーグ順位をガチ予想!優勝ソフトで楽天は…
- 5
- ナゾの箱根駅伝番組MCと番宣なしで「新しいカギ」出演…正月の本田翼に「不思議な異変」
- 6
- 中居正広の女性トラブルが球界に飛び火する「性の女手配師」女子アナ献上の過去
- 7
- 【京都金杯】これはすごい!川田将雅を怒らせたレイチェル・キング「こじ開け騎乗」の腕前
- 8
- 早く続編を!年末年始ドラマ「再放送イッキ見」で実感した「ふてほど」「ミステリ」の出来の良さ
- 9
- GACKT「格付けチェック81連勝」の「確率1%」に広島カープファンが論争する「共通項」
- 10
- 中居正広「女性トラブル」で番組が次々と頓挫…そして超有名ジャーナリストが社長会見に「乱入」危機
-
急上昇!話題の記事(アサジョ)
-
働く男のトレンド情報(アサ芸Biz)
-
-
最新号 / アサヒ芸能関連リンク
-
-
厳選!おもしろネタ(アサジョ)
-
最新記事
-
アーカイブ
-
美食と酒の悦楽探究(食楽web)