12月24日にバラエティ番組「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」(フジテレビ系)が放送された。同番組は開始から今年で25回目を迎える。
「『明石家サンタ~』は、明石家さんまと八木亜希子が視聴者から不幸話を募集し、電話で内容を聞くという毎年恒例の生番組ですが、昨今は無難な話をする芸能人からの電話が多かったため、長年の番組ファンからは不評でした。しかし今回の芸能人枠は、山里亮太や、オリラジ藤森ぐらいで、あとはオチの予想できない強烈な不幸話を持った素人が目立っていた。そのため、ネットでは『ここ数年で一番おもしろかった』と絶賛の声が相次ぎました」(テレビ誌記者)
そんな「明石家サンタ」は、視聴者から不幸話を募るといっても、さんまとの掛け合いで笑い話へと変換する流れが前提となっている。
だが今年は、ただ1人だけ、まったく笑えない不幸話を披露しスタジオを凍りつかせた電話があったという。
「ある主婦が、悲壮感の溢れる声で『主人が行方不明になって2カ月経ちます‥‥』と電話してきたのです。まだ何の解決もしていない事件のため、笑い話になりようがなく、さすがのさんまも『重すぎます』としか言えず、スタジオは凍りつきました。通常、スタッフは視聴者からの電話を繋ぐ前に、ネタの確認をすることになっているはず。にもかかわらず、バラエティ的に厳しいネタを通してしまったため、電話を切って提供クレジットが出た途端、さんまは『誰や選んだやつ!』とスタッフへの不満を漏らしていました」(前出・テレビ誌記者)
視聴者からも「重すぎて笑えない」「行方不明の人、マジでヤバくない?」「ある意味伝説」と驚きの声が相次いだ。バラエティ的には浮いた体験談となってしまったが、今後、事件に進展があれば、報道番組などで続報が聞ける時が来るかもしれない。
(森嶋時生)