日本初「夜の店出身を公認された局アナ」となった笹崎アナ。これまで、夜の店で働いていた過去が噂された人気女子アナは何人もいたが、ここまで堂々としたケースは初めてである。社内の批判的な声に加え、マスコミの注目度も高く相当なプレッシャーになっていたはずだ。
「逆に日テレ側がかなり気を遣っています(笑)。例年、同局新人アナは8月の24時間テレビで画面デビューすることが通例。しかし、昨年は6月の段階で人気番組『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』に、わざわざ新人アナに1年間密着するというコーナーを作って、デビューさせています。いちおうは同期入社3人のセットではありましたが、誰が見ても笹崎シフトでした」(芸能評論家・小松立志氏)
しかも、同コーナーでの扱いは明らかに“色物風味”。日テレの新人アナ研修は民放一厳しいと言われており、研修に当たっているアナウンス部次長の豊田順子アナから、容赦ない叱責を受ける様子が放送された。
「滑舌が悪く、特に『サ行』が苦手で、放送では豊田アナが『舌を出して』『舌が長いのかな?』と何回もダメ出しするシーンが流されました。笹崎が長い舌を出させられるシーンなどは、イヤでもエロく見えます。長い研修の中でわざわざあのシーンを使った意図は言うまでもないでしょう。局サイドが笹崎の“エロス推し”なのはミエミエです(笑)」(日テレ関係者)
これを見た日テレ・大久保好男社長は「はつらつとやっていただいた印象」と公言。トップが、笹崎アナへの反発を牽制するほど、期待の高さがうかがえる。
「無料デーの社員食堂で、知らないスタッフに『おいしそうですね、私もB定食にすればよかったかな』と気さくにしゃべりかけたことが報じられました。お高くとまらない態度は『一緒に仕事がしやすそうだ』と高い評価を得ているようです」(前出・日テレ関係者)
こうしてみずからも積極的に環境を変えつつある笹崎アナ。最大の懸案事項と見られていた先輩女子アナたちからのイジメも、今のところないようだ。
「アナウンス技術は、同期の尾崎アナと比べてもまだまだ未熟。それでも1年前に比べれば明らかにスキルは上がっており、陰では相当地道な努力をしていることがわかります。研修では“鬼”だった豊田アナも、この姿勢を見て信頼したようで、アナウンス部会では豊田アナの隣に座って楽しそうに談笑していたそうです」(前出・日テレ関係者)
また、日テレのエース・水卜麻美アナ(28)にも、入社前の内定者に対する相談会で知り合い気に入られており、入社後は水卜アナ率いる最大派閥「ミト会」にも参加しているという。
番組で共演した明石家さんま、くりぃむしちゅ~・上田、極楽とんぼ・加藤浩次といった大物司会者からも「頑張れ!」とエールを送られる笹崎アナ。「もうあだ名はやらない」と公言した有吉からは、「はれもの」という絶妙なあだ名をサービスされている。
「手練手管が天然なのか、水商売を通して学んだことかどうかはともかく、オヤジ殺しの才能はダテじゃない(笑)」(前出・小松氏)
社内やテレビ業界内でも着々と味方を増やしていることは間違いなさそうだ。