5月7日に放送されたバラエティ番組「さんまのお笑い向上委員会 1時間SP」(フジテレビ系)に、爆笑問題の太田光がゲスト出演した。太田の同番組への出演は、約10カ月ぶりとなる。
「かつては同番組のひな壇に座り、レギュラーを務めていた太田ですが、ギャラ問題などでスタッフと折り合いがつかず、出入り禁止となっていました。しかし、この春からプロデューサーが変わったことと、今回はスペシャルのメインゲストという立場のため、ギャラ問題をクリアしたことが出演に繋がったようです。ただ、太田の事務所社長は『ギャラ高いの許してください』とツイッターで発言し、今後もギャラの引き下げを考えていないようですから、太田が再びレギュラーに戻るのは難しいでしょう」(テレビ誌記者)
番組ではMCの明石家さんまの口から、今年の「27時間テレビ」の1コーナーとして同番組が放送されることが発表された。しかし、太田に関してはギャラ問題を解決しない限り、今後、通常回に出演できる可能性は低いようだ。
またこの日、太田は「俺は自分が楽しいと思う番組には出れないことになってる」と、現在、ある番組でも干されている状況にあると告白。オンエア上では、番組名に関しては伏せられていたが、記者によると有名クイズ番組のことだという。
「太田が出入り禁止と噂される番組は『オールスター感謝祭』(TBS系)です。数年前までは何度か解答者として出演していましたが、ある時、番組の流れを無視して次長課長・河本に生活保護不正受給問題を追及したり、宝塚歌劇団の性事情をネタにするなど暴走し、一部の視聴者から批判が殺到。以後、出演が激減したと言われています。そのため様々なジャンルの芸能人が集まる長時間の生放送で、太田を起用するのは危険すぎるとスタッフからも判断され、現在は出禁になっているのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
太田の空気を読まない言動は予定調和を崩してくれるため、一部のお笑いファンからは支持されている。しかし、番組関係者にとっては、彼が本番で何をしでかすかわからないことで警戒されているようだ。
(森嶋時生)