昨年12月のM-1グランプリで注目を浴び、最近はテレビで見ない日がないという、お笑いコンビのメイプル超合金。5月25日には映画の宣伝イベントに出演し、全身真っ赤キャラのカズレーザーは「先月は32万もらっています」と最近のギャラ事情を明かした。その告白に驚いたと語るのはお笑いに詳しいライターだ。
「32万円という金額に『1カ月でギャラ6倍増』とブレイクぶりを強調するメディアもありますが、むしろ、それしかもらえていないのかと驚きました。メイプル超合金には仕事のオファーが殺到しており、しかも2人ともキャラが立っているのでピン仕事のオファーも少なくありません。これだけ働いていて32万円とは、事務所の取り分がよほど多いのでしょうか」
事務所の先輩でもあるカンニング竹山が元日のテレビ番組で明かした話によると、サンミュージック所属タレントの取り分は6割だという。コンビでギャラを折半すれば一人あたりの取り分は3割となり、メイプル超合金が4月に稼いだのは100万円強という計算になる。しかし毎日のようにテレビやイベントに出演し、その出演料が総額で100万円というのは、若手とはいえ安過ぎやしないだろうか。前出のお笑い系ライターはこう推測する。
「竹山のようなベテランと結成4年目のメイプル超合金では配分率が違う可能性もありますが、ベッキー問題で事務所の懐事情が厳しくなった影響かもしれません。竹山の発言はベッキーの不貞行為が発覚するより前の話ですし、今ではタレントへの配分率が大きく低下している可能性もありそうです」
ベッキー騒動の影響で業績が下がり、社員の退社も相次いでいるサンミュージック。その余波は思わぬところにも表われているようだ。
(金田麻有)