東京電力は8月24日に、福島第一原発「処理水」の海洋放出を午後1時過ぎから開始したと発表した。
処理水とは2011年、東日本大震災による福島第一原発の炉心溶融(メルトダウン)事故で溶け落ちた核燃料を冷却した汚染水から、トリチウム(三重水素)以外の放射性物質を取り除いた水のことだ。放射性物質トリチウムが元の量の半分になる「半減期」は12年。半減期を迎えたトリチウムを含む処理水を、国の排出基準の40分の1(1リットルあたり1500ベクレル)未満まで薄めて放出する。
では、これから起こることを予言しておこう。
①日本では2025年以降、毎年160万人以上の日本人が死んでいく
②処理水放出に反対している中国周辺の近海では今後、国際基準値以上のトリチウムが検出される
これらは「処理水」や「ワクチン」が原因なのではない。
日本は女性の平均寿命87.09歳、男性の平均寿命が81.05歳の高齢化社会だが、平均寿命が延びても「不死」ではない。1947年から49年生まれの団塊世代が後期高齢者になる2025年から、一気に老衰で死ぬ人が増えると、人口統計から試算されている。
そして中国近海の放射能汚染。中国の原子力発電事業をまとめた原子力専門書「中国核能年鑑」によれば「中国国内の13の原発の中でも浙江省の秦山原発が、2021年の1年間だけで218兆ベクレル、日本の処理水海洋放出計画で定める年間上限22兆ベクレルの約10倍にあたるトリチウムを放出していた」ことがバレている。
中国はこれらの不都合な「原発汚染水の投棄」を、日本や韓国など周辺諸国にいっさい説明していない。日本の処理水放出後に「日本の処理水のおかげで中国の海が放射能汚染されている」などと盗っ人猛々しいしい言動に出るのは明らかだ。早速、中国は処理水放出後に日本産の水産物の輸入を全面的に停止すると発表している。
爆食い中国人の不買上等。おかげで秋刀魚からウナギまで価格が安定するなら、日本人消費者は大歓迎だ。
(那須優子)