年は明けてもまだまだ春は遠く感じる、寒い日々。体の冷えは風邪のもとになるだけでなく、血流が悪くなることで肌がくすんで見えたり、生理痛がひどくなったり、肩こりがひどくなったりと、様々な症状に悩まされる人も多いのでは? そんな冷え対策として、カイロを持ち歩いている人も多いだろう。でも、カイロはただポケットに入れて持ち歩くだけではなく、さまざまな使い方があるのをご存じだろうか。ということで、知っておけば冷えを撃退できるカイロの使い方を紹介しよう。
〈貼るカイロの場合〉
■へその下とおしりのすぐ上に来るように貼る
下腹部(へその下)と、仙骨(おしりの割れ目のすぐ上)にカイロがあたるように下着の上から貼ることで、内臓の働きも活発に。生理痛や頻尿の緩和にも効果アリ。
■パンツの上から、おしりの穴を温めるように貼る
小さなカイロをパンツの上から貼ることで、韓国の「よもぎ蒸し」と同じように内臓をはじめ全身を温めることができる。
■右胸の下あたりに貼る
右胸の下は肝臓がある場所。ここに貼ることで肝臓のはたらきが活発になるので、飲み会のときや、二日酔いのときにオススメ。
■肩甲骨のあたりに貼る
左右の肩甲骨の間に、背骨を挟むように貼る。肩周りの血流が促されて筋肉がほぐれるので肩こりに有効。
■脇の下に貼る
脇の下には太い血管がたくさん通っているので、効果的に血液を温めて全身ほかほかに。
〈貼らないカイロの場合〉
■ズボンのポケットに入れて足の付け根を温める
足の付け根にカイロが当たるように、ズボンの両ポケットにイン。下半身に流れていく血液が温められて、下半身の冷えが解消できる。
■ストールに巻いて首を温める
ストールを広げた状態でカイロを置いて、それを包み込むように、ストールが細長くなるようにたたむ。それを、カイロが首の後ろにあたるようにして、首に巻く。首の後ろが温まることで肩や首のコリが和らぎ、全身も温まる。
いずれも低温火傷をしないよう、衣類の上から貼るタイプのものは必ず地肌に触れないように気を付けて、温かく冬を乗り越えよう!