宮崎県で春季キャンプを張るソフトバンクについて、スポーツメディア関係者が語る。
「練習環境はもちろん、われわれの取材環境も申し分ありません。コロナ禍以降、マスコミ軽視の球団が増えている中で、メディアに一定の露出をすることによってホークスの人気、認知度が高まると判断している。こちらの取材にもある程度は協力的で、そこは感謝しています」
一方で「ここがヘンだよ」と感じることもある。スポーツメディア関係者が続ける。
「キャンプ中は毎日400円分の食券が配布され、キャンプ地内の露店で使用可能です。ところが近年は球団グループ会社が運営するPayPayを使用しないと食券が使えない、と明記されている。実際にそのような対応をする露店がある一方で、気が利く店では『不足分は現金でもいいよ~』とスタッフが声をかけてくれる。QRコード決済に過渡期が訪れる中で、ひとりでも半ば強制的に利用者を増やしたいあたりに、球団のいやらしさを感じます」
どうせなら紙による食券配布をやめて、PayPay利用者に割引クーポンを配布すれば、もっと利用しやすくなると思うのだが…。