NHKの朝ドラ「まれ」がいよいよ最終回を迎える。夢を持つことが大嫌いだった少女が、やがて世界一のパティシエになるという夢を抱き、能登と横浜を舞台に繰り広げられた成長物語であった。
ところがその最終週、近年の朝ドラでは類を見ないほどの批判が集まってしまった。
「失踪していた父親が都合よく帰って来る。かつて世界で勝負したはずの大物パティシエである師匠が、弟子が出場するクラスのコンクールに出る。最終回は結局、世界一のパティシエになることなく花嫁衣裳を着るというオチ。今まで撒いた種が芽を出すことなく、種のまま大掃除のように掃き集めただけのようでした」(芸能ライター)
ネット上にも「キャストではなく脚本が悪い」「どのエピソードも中途半端」「『あまちゃん』がいかにすごかったかを再認識」など、痛烈な書き込みが後を絶たない。
「舞台が能登であることも、有効に使いませんでしたからね。ただ北陸新幹線開通のタイミングだから、だったのでしょうか。いずれにせよ『まれロス』にはならないでしょうから、視聴者もすぐに来週から始まる『あさが来た』に乗り換えられるはずです」(週刊誌記者)
土屋太鳳をはじめ、気鋭の若手も多数出演したこのドラマ。彼らの汚点にならなければいいのだが。