一方、ベッキーと同じスキャンダルにまみれても、意外にも「これで潰れたら困る」とテレビ局幹部が身を案じていたのが、矢口真里(33)だった。芸能評論家の織田祐二氏が矢口のバラエティでの立ち位置を解説する。
「関係のあった男性が隠れていた『クローゼット』という言葉だけで笑いが取れます。陣内智則やFUJIWARAの藤本敏史にその言葉を振られ、『やめてくださいよー』と答える笑いのパターンまで作り上げています」
なぜ矢口は再び受け入れられたのか。
「10代からバラエティ番組で体を張ってきて、現場のしきたりがわかっている。おまけに不倫騒動以降、ゲスい要求にも応じるようになったため、とても使いやすい。明るいバカを演じてくれますから」(民放局プロデューサー)
10月9日に放送された「オール芸人お笑い謝肉祭」(TBS系)では、体のラインが浮き出るVネックの黒ボディスーツで登場。胸元から豊満な谷間をのぞかせながら、
「お尻は初めてです」
と衝撃発言。台車に「よつんばいバック姿」で乗ると、お尻目がけての放水に思わず絶叫。びしょ濡れボディスーツは、矢口の熟れたバストをくっきりと浮き出させたのだった。なるほど、「使いやすい」と言わせるだけのヨゴレっぷりである。
「NGは『乳首だけは絶対、守る』と本人が言う『聖域』のみ。正確には、上からの谷間見せはOKですが、下チチ露出も、人気が低迷した時の『切り札』に取っておくとのことです。あとは、視聴者からのクレームを考えて、家族系CMスポンサー、そして1社提供の番組には出演しにくいぐらい。しばらくは安泰でしょう。本人は月給制のため、仕事量に見合うギャラが入らないことが不満のようですが」(事務所関係者)
元モー娘といえば、8月8日に美容会社経営者との再婚を発表した加護亜依(28)も、ヨゴレ美女業界の一員となっているが、
「これを機にママタレ、バカタレで再起を図りたいようですが、過去の自殺未遂に暴行被害、離婚とネガティブな印象が強い。現状、テレビでは、深夜番組でも厳しいと言わざるをえません」(ベテラン放送作家)
だが、そこに強力な支援者が登場した。前出・民放局プロデューサーが明かす。
「テレビのキャスティング会社役員がパトロン的な立場で『加護再生プロジェクト』を立ち上げ、動きだしています。懇意にしている放送作家らに『インターネットテレビで加護をメインにしたバラエティ番組を作りたいから企画書を作ってくれ』と声をかけている」
新たな領域で再ブレイクするかも。