“被害者”と目される永尾アナは今年4月に入社したばかりの新人アナ。10月からは夕方の「みんなのニュース」でサブキャスターに抜擢された。
「長崎出身で、大学時代にはミスキャンパスに出場する正統派美人ながら日常会話では方言が抜けない純朴さが人気のようで、局内ではコナをかける男性社員があとを絶たない。ある既婚の男性アナからもしつこく食事に誘われ、しかたなくついていったこともあるといいます。これに対し夏野氏は『迫られて困っているのなら、俺に言ってこい』と力を誇示しているそうです」(フジ関係者)
とまれ、夏野氏も既婚者なだけに「強制ディープキス」は“局内三角不倫”の発露だったのだろうか。
実は、この夏野氏は、直近でスキャンダルが浮上したばかり。「週刊文春」(12月1日号)が夏野氏の悪質セクハラを報じたのだ。
記事によれば、今年7月に行われた「FNSうたの夏まつり」の打ち上げの宴席で、同席していたレコード会社の女性社員の胸を触ったうえに、別のレコード会社の女性の陰部もしつこく触ったという。この件に関し、当のレコード会社は2社ともセクハラ行為とフジテレビへ抗議したことを認めている。
醜聞まみれの夏野氏は、やはり社内で“暴君”エピソードが尽きない。
「夏野氏は実兄が『iモード』を立ち上げた実業家の夏野剛氏で、妻は中谷元前防衛相の妹です。ふだんはおとなしいですが、荒れると手がつけられない。弱い者には強く出るタイプで、優秀な兄へのコンプレックスが強いようです。かつて編成部に所属した時には大物二世社員と暴れん坊対決をし、ついには相手を局外に追い出した際には『毒をもって毒を制した』と言われた武勇伝もあります。昔から制作会社の支払いで六本木の高級クラブに繰り出しては、ホステスを触り放題でしたが、最近は恵比寿の会員制ラウンジで同じことをやっている」(前出・フジ関係者)
何ともハレンチな行状が次から次へと出てくる中、騒動に関してフジテレビに問い合わせたが、
「ご指摘のような事実は承知しておりません」
と、知らぬ存ぜぬの回答。合わせて、度重なる問題行為についての処分も聞いたが、
「社内処分の細かい内容につきましてはお答えしかねます」
と、そっけない返事が返ってきた。
「当の本人は、セクハラ報道に関し、苦り顔となっている。親しい関係者に『陰部には触っていない。こんなことを報じられれば出世が遠のく』と憤っているようです」(前出・フジ関係者)
最後にレコード会社関係者が声を潜めて語る。
「宣伝媒体となるテレビに比べればレコード会社など吹けば飛ぶような存在だけに、いまだに女性の尻を触っても問題にならないような、あしき慣習が残っている。特にバブル体質が顕著なのがフジで、セクハラが表ざたとなったことで、局から出入り禁止を食らえば死活問題となるのはレコード会社のほうです。だから女性が泣き寝入りするケースが多いのですが、今回、公になったのはフジの弱体化が原因かもしれませんね」
尻を触ってバブルへGOできるのなら夢のような話だが‥‥。古い体質を守ろうとする幹部の存在が、凋落を抜け出せない原因なのだろうか。