2月1日放送のドラマ「相棒season15」(テレビ朝日系)にて、テレビシリーズとしては12年以来およそ5年ぶりとなる及川光博と、約1年ぶりの出演となる六角精児が2週連続の前後編スペシャルで復活した。
「水谷豊演じる杉下右京の2代目相棒・神戸尊を務めた及川は、『season10』の放送終了と同時にドラマシリーズを卒業。今回はとある人物を調査する中で特命係が捜査する立てこもり事件と関与を持つという内容でした。一方の六角はシリーズ初期から鑑識の米沢守を演じてきた。名物キャラとして人気を博していましたが、昨年6月に『ひと区切りつけたい』と宣言し、水谷との不仲ぶりが噂されていました。もう一度ドラマで雄姿を見せたことで、相棒ファンも安堵したのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
一方、テレビ関係者は及川と六角という切り札を投入したのには、テレビ朝日の“焦り”もあったと指摘する。
「昨年10月から始まった『相棒15』は視聴率15%超えとなったものの、同シリーズとしてはワースト3発進。視聴者に飽きられてきているのは明白です。実は、四代目相棒の冠城亘(反町隆史)がイマイチしっくりきておらず、テレ朝サイドもそれが不人気の要因と見ています。これまでの相棒は初代の亀山薫(寺脇康文)が退職、二代目の神戸(及川)は異動、そして三代目の甲斐亨(成宮寛貴)は逮捕となっている。そんななか、テレ朝サイドは冠城を殉職にして次の相棒を迎えたい意向があるようですが、反町サイドが『話が違う』と猛反発しているんです。しかし、このままではジリ貧なのは間違いない。そこで11日に映画版公開が控えるタイミングで2人を投入することになったのでしょう」
これで視聴率がV字回復となれば、及川が「相棒」に返り咲く展開もありそうだが‥‥。