マツコと同時期に“アダ名づけ”で人気に火がついたのが有吉だ。2011年にはテレビ出演本数1位、一時はレギュラー13本まで掛け持ちするという、馬車馬のごとき働きぶりだった。バラエティ番組スタッフが、そんな有吉の意外な素顔を打ち明ける。
「収録現場を離れた時の有吉さんは、ハッキリ言って地味のひと言。スタジオでも、局の廊下でも常に端っこを歩いているんです。しかもマネージャーも連れず、常に1人きり。うつむき加減でトボトボ歩いている姿は、番組ADかと見間違えてしまうほど。ゴールデン枠の番組を抱える司会者には見えない」
ふだんは猛毒オーラを封印しているようで、実は有吉は、「今春改編で番組が減るのでは」と噂されていた。
「昨年8月、日刊スポーツが夏目三久(32)と有吉との“熱愛”、夏目の“妊娠”を報じました。所属事務所の社長で、夏目を寵愛する芸能界のドン・田邊昭知氏が激怒。番組を干されるのではないかと心配されていた。結局、司会を務める番組が終了することはありませんでした。というのも、テレビでの毒舌ぶりが浸透してしまいましたが、素顔の有吉はシャイで正直な芸人。現場では、引き算の笑いができる司会者としてすこぶる評価が高い」(芸能デスク)
芸人にありがちな自分が前に出るタイプではなく、短い的確なコメントで番組が求める毒舌キャラをみごとに演じるのが持ち味だ。また、仕事がとぎれない理由がもう一つあった。大手代理店社員が明かす。
「ズバリ! ギャラが安い。1本150万円以上が基本のさんま、たけし、タモリの旧ビッグ3に比べて、半額以下の1本50万程度。猿岩石で大ブレイクしたあと、まったく仕事がない時期を経験しているので、単価を抑えても仕事をたくさん入れるよう心がけています。本人は『空気のような存在になりたい』と周囲に漏らしていて、大きな仕事で目立つよりも、仕事がなくなることのほうが怖いようです」
それでも年間の稼ぎは4億円を下らないというから、芸能商売は派手に1発ブチ上げるよりも、手広く風呂敷を広げるほうが吉なのかもしれない。
「ちなみにマツコは文化人枠でギャラはさらに安く1本40万円。もっともCMはトヨタ、NTT、花王など大手ばかり12社あり、昨年はCM女王にもなっている。こちらのギャラは1本4000万円というから、CMだけで5億円近い稼ぎになります」(前出・代理店社員)
もはや札束をバサッと広げて左うちわの生活か!?
「一番の悩みのタネは衣装代。上から140・140・140という寸胴体形。本人が『カーテンじゃないわョ』と言うとおり、布面積が広い。スタイリストが海外から買い付ける高級布地で1着50万はかかり、一度しか着ないためバカになりません」(深夜番組スタッフ)
他にも肌ツヤのためのエステ、マッサージなどなど、“女”を維持するにはマネーが不可欠なのだ。