芸能

禁断の「芸能人の犯罪」を一挙プレイバック!(2)“殺人・致死”篇

20140814_21b

 戦後の芸能史の中で忌まわしい記憶として語られるのが、過去の殺人や致死事件にまつわる黒歴史だ。事件の主役たちは、なぜ凶行に及んだのか──。

「殺してしまおう。この女がいなければ」

 1976年5月6日、かつての人気歌手・克美しげる(享年76)は、愛人と激しい口論の末、彼女の頸部に手をかけ息の根を止めた。決意から数日後のことだ。

 克美は、家計は妻が守り、遊興費は銀座のホステスだった愛人から調達する“二重生活”を送っており、愛人は数十万円単位で克美に貢ぐようになっていた。

 そんな中、レコード会社が克美の復活をバックアップするという計画が浮上する。手始めに北海道への営業が決まり、愛人も同行する算段だったが、再起を期す克美には、邪魔者以外の何者でもなかった。

「7年間服役し83年に仮出所した克美は埼玉県内でカラオケ教室を開くと、大盛況。月100万円近く稼ぐほどだったが、89年5月、覚醒剤所持により覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕。常にトラブルに事欠かなかった」(スタッフ)

 13年2月27日、脳出血のため栃木県内の病院でひっそりと息を引き取るまで、本格的な芸能界復帰はかなわなかった。

 さらに遡ること6年前の69年12月14日、大映女優の毛利郁子(81)が、姫路市内の山中でデート中、車内で不倫相手の男性を口論の末、刺殺。翌日に警察に出頭するという愛憎劇を繰り広げ話題となった。

 毛利の代表作といえば、そのグラマーで白い柔肌に蛇が絡まる「執念の蛇」だったことから、“蛇女優”とのキャッチフレーズが付いたが、私生活も蛇のごとき深情けの果てであった。

「しかし、殺人の公判では、致命傷を負った男性が、搬送された病院で『(傷は)自分でやった』と話していたことを知り、涙を流す一幕もありました」(ベテラン記者)

 懲役5年の判決を受けた毛利の出所後の消息は不明のままだ。

「セックス&ドラッグ」が高じて、交際相手の女性を死に追いやった押尾学受刑者(36)も記憶に新しい。

 09年8月2日、六本木ヒルズ23階の一室で駆けつけた救急隊員が女性の遺体を発見。翌日、押尾が出頭し、MDMAを服用しての「キメセク」の末の死亡事件が明らかになった。麻薬及び向精神薬取締法違反で懲役1年6カ月、執行猶予5年、保護責任者遺棄罪では懲役2年6カ月の実刑判決を受け現在も服役中。

「女性へ送ったメール『来たらすぐいる?』はクスリのことではなく、『俺って変態だから、俺のチンコが欲しいって意味だと言えばいいよね』と口裏を合わせたことを証人に暴露され、『プレイの一種だ』と反論。卑劣な男という印象でした」(スポーツ紙記者)

 このまま何事もなければ秋には出所予定だが、驚きの情報もある。

「収監前から交際しているモデルと、獄中結婚するという話も。同房仲間に『俺には彼女しかいない』と話している」(スポーツ記者)

 現在も獄の中にいるのが、萬屋錦之介主演の「子連れ狼」の大五郎役で天才子役として一世を風靡した西川和孝(46)。

 高校卒業後に芸能界を引退したのち、水泳指導員や市議を経て雀荘を開業した西川は、資金繰りに困り、雀荘店長とともに貸金業の男性を計画的に撲殺。現金約550万円を奪って香港やタイに逃亡するという悪質な手口だった。

 判決は無期懲役。西川は芸能界だけではなく、人生というステージからも転落してしまった。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
討ち入りメンバーに加わらなかった赤穂浪士の「その後のさんざんな生き様」
2
コンサドーレ札幌J2陥落で非情の人員整理「ゼロ円提示」された菅大輝が号泣して…
3
巨人「田中将大を獲る」阿部慎之助監督が語った「理由」がなんだかおかしくないか
4
中居正広「番組打ち切り」の背景にあった「解決金9000万円」激ヤバ女性トラブル
5
番組出演本数が減少の一途…オードリーの影が薄くなった「使い勝手」問題