1月スタートのドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」(フジテレビ系)で主演を務めている杏。東大大学院卒の理系女子、藪下依子を好演しているが、依子の「事前にリサーチをし、計画をきちんと立てる」という点が杏本人と一緒だという。杏に詳しい芸能関係者が語る。
「杏さんは自分にとって難しい仕事が来た時、『それを乗り越えるためにどうしたらいいか? 何が必要か?』をすぐにリサーチするんです。そして納得できたら、その仕事にひるむことなく堂々と立ち向かっていきます」
一方で、役とは異なる点もある。それは周りとの連携をとても大切にするところだ。よく一緒に仕事をする4~5人の事務所スタッフとは月1回は集まり、仕事の連絡では1対1ではなく必ず2人以上でやりとりするとか。
このように意思の疎通を図り、情報を共有することで、仕事に臨む際に自分1人以上の力を発揮できるようにしているという。
その杏は2001年に15歳でモデルデビューし、すでに芸歴14年を誇る。2007年に始めた女優業では、今や朝ドラや月9の主演を務めるほどの人気だが、「本格的に女優をやっていこう」と決心したのは2010年のことだという。芸能関係者が続ける。
「この年は年始の時点で、ドラマ、映画公開、初のミュージカル出演が決まっていました。1年の展望が見えているのは初めてだったため、じっくりと自分の仕事を計画的に考え、“女優”であることを常に意識するようになったそうです」
そんな杏は、自分の経験を演技に生かしていくタイプ。自分の中で常に、インプットとアウトプットを循環させておきたいタイプだそうだ。
「良い映画を観たり、キレイな景色を観たり、美味しいご飯を食べたり、そういったもの全部を心にプールしておく。それらがすべて、表現することに繋げられるので、この仕事は天職なんだそうです」(前出・芸能関係者)
今年1月1日に東出昌大と結婚した杏。結婚生活という新たな要素を加え、杏の女優としての表現力はますます豊かになっていくのだろう。