7月7日放送の「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)で松嶋尚美が明かした「牛乳を飲ませない」独自の子育て論が波紋を広げたまま収まる気配がない。
松嶋は番組で「子育てのこだわり」について持論を展開。自身の子供には「牛乳を飲ませない」とのルールを課しているばかりか、幼稚園にも牛乳を必要以上に与えないよう要望しているのだという。
「松嶋の子供には、給食時に牛乳の代わりに麦茶が出されるそうです。そこまで牛乳を避ける理由として、松嶋は人づてに聞いた『牛乳を飲むことによって、体内のカルシウムが尿と一緒に排出されてしまう』『骨粗しょう症にかかりやすくなる』という話を信じているのだとか」(芸能ライター)
番組では「牛乳は毒」と言わんばかりの松嶋のこだわりを、内科医の大竹真一郎氏が「根拠がない話」だと一刀両断した。
しかし番組後、ネット上ではいまだに「牛乳論争」が巻き起こり続けている。
「骨粗しょう症に関する専門家が集まる学会で、牛乳や乳製品が骨粗しょう症の原因になるという報告は行われていません。国内では、牛乳や乳製品の摂取量を増やすと小児期には骨量の増加に役立ち、中高年期の女性の場合は閉経後の骨量減少を抑えるという検証結果が発表されています」(医療ライター)
という意見がある一方で、昨年にはイギリスの医学誌でスウェーデンの研究チームが、「牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増える」と発表してもいる。
松嶋の発言を受け、ネット上では「自分だって散々牛乳を摂取してきただろうに」「牛乳がダメなら、人間のほとんどが病気や骨粗しょう症になってるよ」「牛乳は子供には必要」「マインドコントロールされてんの?」「人づてじゃなく、自分で勉強しようや」という「必要派」が圧倒的だが、中には「私も骨粗しょう症になる説を信じています」「松嶋さんの話を聞いて牛乳を子供に飲ませるのが怖くなった」の声もある。
こうした「風評被害」によってか、牛乳を飲まなくなっている人は年々増加中。「牛乳推進」に力を入れる農水省や自治体、酪農関係者は松嶋の発言に苦虫を潰していることだろう。