10月スタートのテレビ朝日のドラマは、season15を迎えた「相棒」に、第4期となる「ドクターX~外科医・大門未知子~」、そして第16シリーズに突入した「科捜研の女」と、いずれも安定した高視聴率の大人気シリーズが出そろった。
これらは、再放送をしても一定の視聴率が見込めるため、テレ朝にとっては“金のなる木”のようなありがたいヒット作品群だ。
こうしたシリーズを次々と生み出した秘訣はどこにあるのだろうか? 芸能ジャーナリストに聞いた。
「まず、演技力に秀でた役者を主要キャストに配していることでしょう。主役はもちろんのこと、脇の役者も演技達者な人ばかりです。そこに東映のような制作にかけては様々なノウハウを持っている会社がしっかり作り上げている。そういったところが、上質のドラマが見たい中高年の心をがっちりとキャッチしているんだと思います。また、脇であっても人気が出れば、“トリオ・ザ・捜一”の伊丹、三浦、芹沢と鑑識の米沢を中心とした『裏相棒』や、『ドクターY~外科医・加地秀樹~』などのスピンオフ作品を制作する。これは、脇の役者にとっての励みにもなり、これらの作品に出たいと思う役者も多い」
そして、なによりもこれら好視聴率ドラマの放送に歓喜しているのは、同局の社員のようだ。
「社員はもちろん、ドラマ関係者も年末のボーナスに期待していますよ。視聴率が発表されるたびに、頬が緩みっぱなしです(笑)」(テレビ朝日関係者)
今にもテレ朝社員の高笑いが聞こえるよう‥‥羨ましいこと、この上ない話だ。