芸能

高視聴率「熟女優」フェロモンの秘密(2)熟女優の舞台裏 黒木瞳「初対面で挨拶しない」共演者は無視 檀れいは代理店幹部に「ボディタッチ攻撃」

 テレビ局にとって、ドル箱とも言える高視聴率熟女優たち。その舞台裏をのぞいてみると、意外な素顔がかいま見えるのだ。

 プライドの高そうなツンとした外見とは裏腹に、丁寧な人間関係でスタッフから絶大な信頼を得ているのが、放送前は低視聴率が予想されていたにもかかわらず、高視聴率獲得中のドラマ「GTO」(フジ系)に出演中の美熟女優・黒木瞳(51)だ。

「例えば時代劇で大御所の女優さんが2時間前に現場入りしてしまうと、そのまま撮影時間が早まってしまい、裏方が対応に追われるんです。彼女はそれを考慮して、いつも現場入りは30分前、差し入れ持参は当たり前。裏方さんにも気を遣える女優だと評判です。大物女優ほど台本に難癖をつけ自己主張しますが、彼女はひたすら台本どおりに演技するので、監督からも好かれています」(ドラマ制作スタッフ)

 衰えぬ美貌もさることながら、大物らしからぬ気配りも、連ドラ出演がとぎれぬゆえんなのだが‥‥。

「若手女優ともすぐに打ち解けるようです。ただ、初対面で挨拶しない相手は、一生許さないみたいですね。とある若手女優は『目も合わせてくれない』と嘆いていました」(前出・スタッフ)

 さらに、コンスタントにゴールデンタイムの主役を張る数少ない熟女優の中でも抜群に評判がいいのが、同じく宝塚出身女優の天海祐希だ。

「とにかく男前で太っ腹。スタッフを引き連れ食事に出かけるのは日常茶飯事。末端スタッフの名前も全て暗記しており、ねぎらったり励ましたりするので、男女問わず彼女にメロメロです」(ヘアメイク)

 また非常に涙もろく、打ち上げの席で号泣したり、後輩の悩みを聞いてもらい泣きしたりと、人間味あふれる人柄だという。

 前出・ヘアメイクが続ける。

「他にも、大食漢で、現場支給の弁当の他にもう1つ自分で弁当を用意している、なんてお茶目なところも好きですね」

“豪快系”でスタッフ受けがいいのが、2時間ドラマの女王・名取裕子(55)だ。

「全てのしぐさが男らしくて声が大きいので、2つ先のスタジオでも彼女がいるとわかる(笑)。仕事に対する姿勢も、監督に自分の意見をズバッと言うけどイヤミがなく、見ていて気持ちがいいです」(制作会社スタッフ)

 一部男性スタッフから敬遠されがちな“人妻女優”だが、「あのラブラブっぷりは素直に羨ましい」と評判なのが高島礼子(48)。

「高島さんの現場に高知東生さんが顔を出すことがあります。何をしているのかと思うと、終わり時間を待っているんです。そのまま高知さんのバイクの後ろに高島さんが乗って、仲よさそうに帰っていきますよ」(ドラマ制作担当AD)

 妖艶な色香は、夫婦円満ゆえか。

 視聴者からの人気は絶大だが、意外な一面が露呈したのが「理想のお嫁さん」こと檀れい(41)だ。

「撮影の時間にならないと楽屋から一歩も出てこず、カメラが回る直前までどんより伏し目がちで、特に末端ADなどとは目も合わせないなど、キャラがつかめません」(ヘアメイク)

 オヤジ世代の胸を撃ち抜いた「金麦で待ってるからー」からは想像できない姿だが‥‥。

「いや、監督や広告代理店幹部相手には『金麦』のイメージどおり聡明な美女で、ボディタッチなどうまくやっていますね。そのわりには『人妻なのにいまだ処女』なんて噂も根強く、何が本当かわからなくなります」(前出・ヘアメイク)

 さまざまな顔を持ち謎のベールに包まれた彼女は、撮影以外でも根っからの女優なのだろう。

 同じく、テレビ局の幹部のオヤジたちをトリコにしているのが、江角マキコ(45)。

「デビュー時からなぜかフジテレビ上層部のオヤジにかわいがられており、彼女のゴシップ記事には血相を変えてクレームを入れ、圧力をかけていたほどガッチリ守られていました。ですが、03年に結婚してから状況が一変しました」(民放ディレクター)

 確かに、結婚直後に江角の「年金未払い」が発覚、社会保険庁のイメージキャラを務めていたこともあり大問題に発展した。さらに03年以降はフジテレビのドラマ出演がみごとに皆無となっている。結婚でスタッフ受けが悪くなるとは、女優とは難儀な仕事である。

「明るくて話しやすいけど、敬遠されがち」と評されているのが、熟女好き男にはたまらない肉感女優・松下由樹(44)である。

「口癖が『ダイエット中なの』というわりには現場の差し入れを常に食べており、細身の後輩には『ほそーい!!』と言っていきなりタックルしたり‥‥要はKYなんです(笑)」(スタイリスト)

 だが、そのKYっぷりが現場の雰囲気をよくすることもあるというから、一概に悪いとは言えまい。

 松下とは対照的なセクシースレンダーボディの吉瀬美智子(37)はどうか。そのお色気にあてられるスタッフも多いのでは?

「ひと言で、怖い(笑)。目つきが怖いし、よく舌打ちしているし。大物共演者には腰が低いけど、それ以外とは目も合わせようとしない徹底ぶりです」(ドラマ制作スタッフ)

 彼女にはかねてから“元ヤン”の噂があり、それを裏付けるかのような姿が目に浮かぶ、が──。

「潜在視聴率も高いですし、うっとりするほどの美貌なので、冷たくされてもOKです(笑)」(前出・スタッフ)

 熟女になっても視聴率が取れる女優には、美貌や人柄など、人を引き付けてやまない何かが必ず備わっているのだ。

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