元衆議院議員の上西小百合氏が7月10日、自身のツイッターを更新し、西日本の豪雨被害が広がる中で宴会を催していた安倍晋三総理含む自民党議員らを糾弾している。
“赤坂自民亭”なる懇親会が議員宿舎にて開かれたのは7月5日のこと。安倍首相を含む政界の幹部が参加者として軒並み顔を揃え、笑顔も飛び交う宴となったが、まさにその瞬間も西日本における豪雨被害が徐々に拡大し始めていた最中とあり、“そんなことしてる場合か”との怒りの指摘が噴出する事態となっていた。
これに対して、SNS上で「赤坂自民亭。中止を決断できなかったのは最悪」「緊急時にすることじゃない」「国民が大変な時にも寄り添えない心の冷たい人たち。議員は困ってる人を助けるのが仕事」などと綴り、批判を展開させたのが上西だ。
「彼女の一連の主張はどれも民衆の怒りを汲み取った正論のように聞こえますが、ツイッターでもネット上でも“お前が言うな”の大合唱に。かつて、欠席した衆議院本会議の前日に居酒屋やショーパブをハシゴしていた件や、浦和レッズサポーターに対する『サッカーの応援してるだけのくせに』との暴言の記憶が新しく、もはや正論を言っても総スカン状態となっています。また、『結局この人も政府批判ばかりする人』『じゃあ自分は同じ日に何してた?』『なかなかのブーメラン』といった反応まで出る始末です」(テレビ誌ライター)
しかし、中には「西日本を代表してのお言葉ありがとうございます」「貴方みたいな方がもっと声を挙げてほしい。今回のことでちょっと好きになった」との好意的なリアクションも存在し、弱者の立場を気遣ったツイートに賞賛の声があったことも事実。“炎上議員”などとヤユされる時期もあった上西だが、今後は「困っている人を助ける」活動に奔走することになるのだろうか?
(木村慎吾)