25歳の新鋭、静岡の深谷知博がすばらしい走りを見せている。最近半年間の航跡は138走して1着なんと72本、2着19本。1着率52.2%、2連対率65.9%の快進撃である。
しかも走破タイムがすごい。昨年10月18日、深谷は児島第12Rでイン逃げを決めたが、そのタイムは1分44秒5。新ペラ制度導入以降の児島コースレコードだった。さらに11月5日、常滑第6Rに出場した深谷は4コースから豪快なまくりを決め、常滑のコースレコード1分45秒7を叩き出した。2着・三浦敬太との着差は3秒9。秒速24.5メートルと仮定すると2人の差は96メートルほどもあった。
さらに今年1月11日、再び常滑に登場した深谷は第8Rで2コースからまくり一発、1分46秒0を計時した。このタイムも新ペラ制度導入以降の常滑第4位ランク。2着・竹田辰也を3秒0も引き離していた。
その深谷が2月11日【火】~16日【日】の「東海地区選手権」を走る。池田浩二、赤岩善生ら強豪居並ぶ一戦だが、舞台は常滑。必ずコースレコードホルダーの強烈な走りを見せるだろう。
1月12日常滑第11R、3コースから海野康志郎らをまくり、3連単1万9070円をつけたように、相手関係から見て、今度の配当もタダでは済まない。
なお、深谷の次走は2月20日~25日の「福岡新鋭リーグ」となっている。
◆ボートレース評論家・水上 周
◆アサヒ芸能2/10発売(2/20号)より