際立った“ぶりっ子キャラ”で、早くから局アナの枠には収まりきらないと目されてきた田中みな実アナ(27)。ついに9月いっぱいでTBSを退社し、フリーに転身することが発表された。しかし、その決意の裏には、門出にはふさわしくない「局内イジメ」と「先輩の裏切り」があったのだ。
〈アナウンサーという仕事をもう少し広い視野で、環境で、挑戦していきたいと思い、決意しました〉
6月25日、田中アナは自身のブログで、「週刊文春」にスッパ抜かれたフリー転身を認め、その理由を説明した。
入社5年目での決断は早すぎるようにも見えるが‥‥。芸能記者が言う。
「新人時代からウインナーを片手に『黒~い、太~い』と言わされる過剰なサービス演出にも応えてきた田中アナですから、早くから多くのプロダクションが獲得を目指していました。半同棲中のオリエンタルラジオの藤森慎吾(31)との交際が発覚した昨年からは、恋人の後押しもあったのか、田中アナの“就活”も活発化。たびたび芸能プロ幹部と接触しているとの情報が浮上していました」
もはやフリー転身は既定路線であったというのだ。
しかし、冒頭のような前向きな理由から決意に至ったのではなさそうだ。
TBS関係者が話す。
「完璧にカメラの前でキャラを演じる女子アナが開局以来、初めて現れたわけですから、アナウンス部では完全に浮いていました。上層部からは『ニュースも読めないくせに』と煙たがられ、年齢が近い先輩アナからも人気者ゆえに妬みの対象となっていました」
かつて1年先輩の加藤シルビアアナ(28)が、番組で「個人的に田中は大嫌い」と言い切った。てっきりプロレス的な演出とばかり思っていたが、加藤アナの告白は意外とガチだったのではないだろうか。
こうした現状で、本来なら同期と慰め合う場面なのだが、田中アナは同期の江藤愛アナ(28)とは決して折り合いがよくない。
「同じ大学の同じゼミの出身で、当時から仲が悪かったそうですね。最近では、その知名度の違いから『あの田中アナの同期ですか』と言われるたびに、江藤は露骨に嫌な顔をするほどです。一方で、現場スタッフからの評判がいいかというと、ロケ終了後にあまりにKYな発言をするというんで、イライラを募らせているスタッフも多いです」
どうやら、田中アナは局内全体から“ハブられて”いたようなのだ。
「TBSで似たような境遇にあったのが、一足先にフリーになった青木裕子(31)です。局アナ時代に雑誌で対談するなど、仲よしぶりを強調していましたが、青木は『田中とは辞めて以来、会っていない』と明言するなど、すっかり見放しています。女子アナが言う『仲がいい』ほどアテにならないものはありません」(前出・芸能記者)
田中アナが早々に、TBSに見切りをつけたのもうなずける話なのだ。
こうして、田中アナが選んだ所属先が、宮根誠司(51)が所属する芸能事務所だった。女子アナ評論家の丸山大次郎氏はこう話す。
「新興勢力の事務所ではありますが、大手芸能プロの系列でキャスティングにもたけている。田中アナの選択には、そのキャラ同様にあざとさを感じます。とはいえ、TBS出身のフリー女子アナは成功しないというジンクスもあります。小林麻耶(34)は局アナ時代の先輩からのイジメを告白しても、さして話題にならないほど存在感が薄くなり、川田亜子アナにいたっては亡くなってしまいましたからね‥‥」
いや、「みんなのみな実」は必ずやジンクスを打ち破ってくれるはずだ。