たとえ仕事ができても、やはり「人間対人間」で最後にモノを言うのは「人間力」だろう。テレビに出なくなってしまうには、それなりの“嫌われる理由”があるからに他ならないのだ。
バラエティ番組のディレクターが口をそろえて言うセリフがあるという。それは、「品川祐(42)が嫌い」だった。
「品川のテレビ出演は年々減っていきましたが、単純にスタッフに嫌われて干されたからですよ。偶然かもしれませんが、同業者で好きだという人間に会ったことがありません。イメージ作りをしているのか、とにかく傲慢で、山里亮太さんを陰湿にイジメていた過去を暴露されたこともありましたが、彼ならやりかねないですね。いくら芸人としておもしろくても、芸で同レベルの芸人がいたら、当然、人徳のあるほうを選びます」(制作会社ディレクター)
07年に有吉弘行から「おしゃべりクソ野郎」とあだ名を付けられたが、その名に恥じない嫌われっぷりだったようだ。
同様に「傲慢さや後輩イビリが激しかった」(スポーツ紙記者)と言われているのが、和田アキ子のモノマネでおなじみの吉村明宏(56)である。
「今年2月、『解決! ナイナイアンサー』(日本テレビ系)に出演し、芸能界から消えた理由を本人が分析した。『上から目線でスタッフを見ていたかもしれない』『高飛車な態度を取ったことが原因ではないか』などと語りましたが、反省しているのかと思いきや『自分に非があるとは思わない』と言ったところに原因がありそうですね」(ワイドショースタッフ)
幾度も干されては復帰を繰り返しているのが岡本夏生(49)だ。
「96年にアシスタントを務めていた『新婚さんいらっしゃい』(テレビ朝日系)で、司会の桂三枝さんと折り合いが悪くなり番組を降板すると、徐々に干されたとか、同時期に枕営業を断った、といった説がありますが、どちらも本人談の“ネタ”です。12年頃に再ブレイクを果たしましたが、いつの間にかテレビから姿が消え、本人が『過激発言をするため出演NGを食らった』と明かしている。真相は、すぐテングになって態度が一変するため、敬遠するスタッフが増えたからとも言われています」(芸能記者)
対照的に、最近徐々にメディア露出を増やしている森脇健児(47)は、かつてあの温厚なタモリを激怒させたことで有名だ。
「焼き肉店で網の上に豪快に肉を並べ『食え食え!』と大声を上げていたところ、一緒にいたタモリさんが『何をやっているんだ!』と激怒したと、タモリさんの付き人をしていたイワイガワのジョニ男が明かしていました」(構成作家)
悪意のない天然ほど、扱いにくいものはない。