社会

なんと線路沿いにズラリ!あまり知られていない桜が見られるローカル線「上毛電鉄」

 桜の季節になったらぜひとも乗りに行きたいのが、群馬県を走る「上毛電鉄」だ。上毛電鉄は両端の駅がどちらも他の路線と連絡しない珍しい路線で、一般的な知名度は高いといえず、存在を知らない人は多い。しかし、桜は一級品だ。

 見どころは桐生球場前駅の前後(写真)。駅の隣に桐生市運動公園があり、線路に沿って桜が咲いている。距離にして約400メートル。2両編成ののんびりした列車に乗って、桜の壁を見るのは格別だ。

 粕川駅の西にある粕川の川岸にも、多くの桜の木が並ぶ。列車の窓から見るのもいいが、粕川駅で途中下車して、川沿いを散歩するのがおすすめだ。

 渡良瀬川の西にある富士山下駅近くにも、大きな桜の木がある。駅から徒歩3秒の所には標高163メートルの「富士山」があり、頂上から渡良瀬川と桜を見下ろすことができる。この山は富士山に簡単に行けなかった時代に、代わりに登るためのもの。頂上からの桜にはご利益があるかもしれない。

 上泉駅の東、桃ノ木川の土手の桜も見事だ。本数は多くないが、立派な枝振りの木が並ぶ。

 桜のほかにも、上毛電鉄には目を見張るものがある。新型車両「800形」だ。上毛電鉄が導入した800形は、東京メトロ日比谷線で活躍した「営団地下鉄03系」を改造した車両。現在は中央前橋駅と大胡駅の間を1日1往復しているが、4月初旬からは全線で営業運転を開始する予定。これに乗って桜を見るのも、趣があってよさそうだ。

 東京から行くのであれば、東武鉄道の特急「りょうもう」で、赤城駅で乗り換えるといい。

【上毛電鉄】

例年の見頃:3月末から4月上旬(写真は4月1日撮影)

桜ポイント:桐生球場前駅周辺・粕川駅の西・富士山下駅

何度も乗り降りできる「赤城南嶺1日フリー切符」(1300円)を販売

(海野久泰)

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