昨年末、NHK紅白歌合戦に初出場を果たしたV6。今年、20周年を迎えることや、岡田准一が『軍師官兵衛』に主演、井ノ原快彦が『あさイチ』で司会を務めるなど、NHKへの貢献度が高いことが選出理由と言われたが、長野博の存在も理由の一つだという。
「昨年は1枠増えるということでKis-My-Ft2を推す声もあったんです。ですが、ジャニーズ内で苦労人の長野の評価は高く、『彼を紅白に出してやりたい』という声が多かったのが決め手でしたね。長野がジャニーズに入ったのは1986年の春で、13歳の時。同期はおらず、先輩グループであるSMAP、TOKIOの全メンバーよりも早い入所です。光GENJIの佐藤アツヒロよりも前ですからね。V6として23歳でデビューするまで光GENJI、SMAP、TOKIO、さらにはKinKi Kidsのバックダンサーまでも務めています」(芸能関係者)
高校卒業後は情報処理の専門学校へ通っていた長野。同級生が就職し、事務所の後輩が先にデビューする中、不安になりつつも与えられた仕事を続けたことを、今でも事務所は評価しているという。
芸能関係者が続ける。
「デビュー後も特別扱いされることなく、今もスター街道ではありません。それでも笑顔を絶やさず、自分の趣味を活かして芸能活動を続けている姿に、感銘を受けるスタッフやタレントは多いですね。ジャニー喜多川社長が入院した際に、最初に見舞いに行ったのは長野です。信頼関係はとても強いですよ。また、昔は後輩がデビューすると辞める人が大半だったのが、長野の存在で続ける人が増えました。Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔はデビューまで11年かかっていますが、諦めそうになった時、長野に『大丈夫』と肩を叩かれ、続けることを決意したそうです」
昨年、白石美帆との熱愛が報道された長野。「グループ1組に1人」と言われている結婚だが、事務所内の評価を考えると、すんなりゴールインとなるかもしれない。