ロンドン五輪女子卓球団体戦で銀メダルを獲得した石川佳純(21)。1月に発表された世界ランキングでは日本人最高の4位にランクインし、今や名実ともに日本女子卓球界のエースとなった。ところが、今年4月に中国で開催される世界卓球への「不可解な落選」で、身の振り方に注目が集まっている。
年明けの全日本選手権で平野早矢香(29)と組んだ石川は、女子ダブルス連覇を達成。しかしながら、平野・石川組は世界卓球の代表から漏れ、平野が所属するミキハウスの木村社長が協会に抗議文を提出する騒動に発展した。
卓球界を揺るがす事態となった今回の不可解選考。これを受けて、多くの卓球関係者が、石川の「タレント化」が進むのではないかと、危惧の念を抱いているという。石川を取材したことがあるスポーツライターはこう語る。
「彼女はアスリートとしては珍しく、テレビに出るのが好きなタイプなんです。以前、テレビ番組で歌手の西野カナと対談した際も大喜びでしたし、昨年は『おしゃれイズム』(日本テレビ系)にノースリーブのワンピース姿で出演して大はしゃぎしていました」
現在、協会が目標として掲げているのが、「東京五輪での個人金メダル獲得」。これに最も近いのが、脂の乗った27歳で東京五輪を迎える石川なのは間違いない。だからか、
「そんな彼女が、不可解な落選にスネて『タレント化』してしまうんじゃないかと危惧する関係者が多くいるんですよ」(卓球関係者)
協会サイドは、今のうちから“絶対的エース”として扱う必要があったのでは?