NHK朝ドラ史上初の外国人ヒロインを起用した「マッサン」の視聴率が2月5日、番組最高の24.4%を記録した。今年から舞台を北海道に移し、新キャストも登場しているが、本作では酒井若菜が完全復活を遂げている。
1995年にグラビアアイドルとしてデビューした酒井は、2002年のドラマ「木更津キャッツアイ」や、2004年の映画「恋の門」での演技が認められ、女優としてもブレイク。しかし、人気絶頂の2005年に突如、休業を発表した。その理由を芸能関係者はこう語る。
「彼女は『木更津キャッツアイ』のモー子役や、『恋の門』の証恋乃役など、奇抜な役柄の演技に定評がありました。ですが、女優として頭角を現してきた頃に劇団・大人計画の主宰で『恋の門』の監督でもあった松尾スズキと不倫。そして大人計画の舞台に、ゴールデンの連ドラ初主演を蹴ってまで参加したんです」
しかし不倫関係は長く続かず、松尾との関係は破綻したという。
「酒井は松尾と別れたことで、初演のわずか18日前に舞台をドタキャンで降板。演劇界とテレビ界からの信頼をすべて失い、休業することになったのです。それからしばらくして、2013年12月にツイッターで『本番直前での降板、本当に申し訳ありませんでした』と8年前の降板を謝罪しています。さらに『罰は受けたつもりです。最初の数年は地獄のような日々でした』と当時の気持ちを吐露し、その頃から舞台などにも本格的に復帰を果たしました」(前出・芸能関係者)
34歳の現在も未婚の酒井。「マッサン」では温水洋一の妻役としてどのような顔を見せるか注目だが、その温水がかつて松尾スズキの大人計画に所属していたのもまた奇妙な縁かもしれない。