人気バンドMr.Childrenのヴォーカル・桜井和寿が、現在の音楽チャートについて語った言葉が波紋を広げている。
桜井は、音楽雑誌「MUSICA」1月号のインタビューで、昨今の音楽ランキングの現状について聞かれると、
「それまでブロマイドを売っていた職種の人たちがCDを売ったというだけの話であり、音楽界の話ではない」
と発言。これについてネットでは、AKBを批判しているのではないかとの声が高まっているのだ。
「昨年、音楽バンド・トライセラトップスのライブにシークレット出演した際、桜井は『みんなが知ってるあの曲を本気で歌いたい』と言って、AKB48の『ヘビーローテーション』を全力で熱唱し、会場を盛り上げました。また、桜井の妻・吉野美佳も元ギリギリガールズですし、女性アイドル自体は好きなはずなんですが‥‥」(音楽ライター)
実は、桜井が“根に持っている”アイドルは、AKBではなく、ある男性グループなのだという。音楽業界関係者が声を潜めて言う。
「桜井がよく思っていないのは、ジャニーズのSexy Zoneでしょうね。昨年、Sexy Zoneとリリース時期が被ったことでミスチルの持っていた連続首位の記録が止まってしまったんです。これにはカラクリがあり、Sexy Zoneのシングル『君にHITOMEBORE』は通常盤、初回盤4種、ショップ盤3種、MUSIC CARD12種という合計20種類、さらに特典やセット販売も含めると、33種ものバージョンを展開する商法で1位を獲得したんです。もちろんミスチルは1種類のみ。その時のことが頭にあったため、今回の発言に繋がったのでしょう」
Sexy Zoneの販売商法を受けてか、オリコン側はMUSIC CARDの集計に関して見直しを発表した。もっと早く見直されていれば、ミスチルの連続首位は守られていたかもしれない。