ここ最近、ヒロミをテレビで見る機会が増えている。3月1日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)では、あらためて堺正章との不仲説を否定。堺のことを“先生”と呼んでおり、今でも食事を共にする仲であることを明かした。
ヒロミを嫌った堺がテレビ界から干したという噂については、「本当にそんな力があったら、もっと干したい奴がいる」と堺が語ったというエピソードも披露し、スタジオをにぎわせた。そんなヒロミはなぜ、急にテレビ出演が増えたのだろうか。テレビ制作会社のスタッフが解説する。
「テレビ界から離れている間にヒロミも49歳となり、かつての特徴だった毒舌やタメ口が気にならない年齢になったので、使い勝手がいいんじゃないでしょうか。以前のようなグイグイ感も年齢と共におさまり、メイン司会者の存在感を消すこともない。ちょうどいいバランスなんだと思いますよ」
前出の「行列の──」では、昨年40歳になったフットボールアワー・後藤輝基がメイン司会者。最近は後藤や同い年の有吉弘行が、司会者としての安定感を増してきている。ヒロミがテレビで活躍していた当時に若手だった後輩たちが、テレビ界の主役に躍り出てきているわけだ。
「『行列──』では、後藤がヒロミにツッコミを入れるなど、ひと昔前なら考えられないようなシーンが見られました。10年弱のブランクを経たことで存在感が適度に薄まり、若い視聴者にとっては“妙に顔が広いオジサン”に映るんでしょう。もともとトークは得意ですし、ツッコミを上手に受けることもできる。司会者席からひな壇側に移ることで、新しいポジションを確保したと言えそうですね」(前出・テレビ制作会社スタッフ)
ちなみにヒロミは東京出身だが、所属事務所は吉本興業と近い関係にあり、関東・関西を問わずに絡みやすいのも強みの一つ。かつての尖がったイメージからは隔世の感もあるが、人は誰しも年を取ると変わるものなのかもしれない。