女優デビュー以来、40年にわたり第一線で活躍する風吹ジュン(62)。私生活ではシングルマザーだったはずだが、大人の恋愛を進行中なのか、“デート現場”を目撃してしまったのだ。
3月上旬のある水曜日の夜9時過ぎ、東京大学駒場キャンパスそばにある庶民的な定食屋は、この日も超満員だった。昼夜問わず行列ができるほどの繁盛店として知られ、ボリューム満点の料理に学生やサラリーマンが集っていたのだ。
にぎわう店内に、定食屋には似つかわしくない美女がスキンヘッドの男性と夕食を共にしていた。
居合わせた客が話す。
「女性客も頻繁に訪れる店ではありますが、女性のオーラが違ったんですよ。それで、よく見ると、風吹ジュンだった。2人がけの小さなテーブル席に座って、注文した刺身の盛り合わせや餃子をほおばりながら、風吹さんは終始笑顔。ザワつく周囲が見えていないのではないかと思うほど、ずっとスキンヘッドの男性を見つめて、話しかけていた。男性はビールを飲みながら、静かに相槌を打つだけで、完全に風吹さんのほうがベタボレという感じでした」
このスキンヘッドの男性は会社員には見えない、ちょいワル風のファッション。容姿は作曲家の久石譲氏似だという。
そして、2人は1時間ほど定食屋デートを楽しみ、席を立ったという。
「男性が会計を済ませている間に、風吹さんは先に店を出たんですが、男性が追いつくと、風吹さんは満面の笑みで、みずから男性の手をたぐりよせて、ギュッという感じで甘えるんです。指を絡ませる恋人つなぎをせがみ、暗い夜道へ消えて行く後ろ姿は、還暦を過ぎた女性ではなく、まさしく乙女のようでした」(前出・居合わせた客)
風吹は音楽プロデューサーの川添象郎氏と81年に結婚。一男一女をもうけたが、川添氏の逮捕、女性問題が原因となり92年に離婚している。02年に出版したエッセイ「コツコツドカン」の中で、風吹本人は、
〈恋愛するなら何もかも捨てて走りたい~けど、子供を捨てて走る勇気はなし〉
と語ったとおり、シングルマザーとして仕事に打ち込んできた。
しかし、その子供たちも成人したせいか、風吹は11年12月に健康雑誌のインタビューにおいて、
〈実は私、今、恋をしているのです。あり得ないと思っていただけに自分が一番驚いています〉
と、突然、恋人の存在を明かしたのだった。
その恋人は昨年7月の「女性セブン」に激写されたが、今回のデートの相手と同一人物のようだ。
「身長175センチぐらいでスキンヘッドの年下の彼氏? 間違いなく11年から続く恋愛が進行中ですね。この男性は事業をしており、風吹の自宅に通い婚状態です。最近も、風吹を助手席に乗せて車を運転している姿がたびたび目撃されています」(芸能記者)
そんな風吹だが、仕事のほうも絶好調である。綾瀬はるかと長澤まさみの共演で話題の、今年6月に公開される映画「海街diary」に出演する他、女優業にとどまらず、Eテレで放送中の「団塊スタイル」の司会も務めるなど、還暦を超えて、活躍の場を広げている。
芸能ジャーナリストの二田一比古氏がこう話す。
「名女優の中には、死ぬまで恋をしていた人が多い。風吹さんも透明感や凛とした美しさは、まったく失われていません。それは、プライベートが充実しているからなんでしょうね」
恋に仕事に多忙な生活を送る風吹だが、その知人がこんな話を明かす。
「中国茶にすっかりハマってしまい、この10年ぐらいは年に2、3回は浙江省や雲南省などに足を運び、標高2000メートル級の険しい山に登って、山中に生息する中国茶の原木を見に行くことをライフワークにしているんです。そんな過酷な旅に行かなくても、茶葉は購入できるのに『どうして?』って聞いたら、彼女は『中国茶には心と体をキレイにする力があるの』って言うんです」
この中国茶のおかげか、還暦を過ぎても美貌と年下男をしっかりキープしている風吹なのであった。