続けて、誰もが興味を持つのが、名伯楽である落合氏が次にユニホームを着るチームだろう。
「(監督は)条件が合えばどこでも。条件は2つ。まずは全権監督であること。(コーチで)連れて行きたいメンバーが最低2、3人はいます。森繁和は盟友なので連れて行きます。横浜DeNAのように、上が全部決めてという形ではできません。第2はコーチの年俸。選手の一軍最低年俸の1500万円より給料が低いとコーチは使いづらい。選手の最低年俸が540万円の頃と比べてコーチの待遇は改善されていない。(落合政権時)少なくとも2000万円前後にしてもらっていた。だから金がかかると言われたのかもしれない」
必ずしも監督就任の条件としては厳しくないと思うのだが ‥‥。
トークショーの観覧者によれば、来場者のほとんどは熱狂的な落合信者。東京の会場はもとより、名古屋の会場ではディナー付きで1万2000円もするチケットがあっという間にソールドアウト。600人もの落合ファンで会場は、シーズン以上の熱気にあふれていたという。
話を講演に戻そう。質疑応答で必ず、質問が出るのが、まことしやかにささやかれているWBCの監督就任説だ。しかし、落合氏は監督就任について一蹴する。
「(噂されているWBCの監督は)絶対やりません。何でそんな命縮めるようなことわざわざしなくちゃいけないのか。短期決戦が下手なんでしょうね。私がやったら絶対に負けますからね」
どこか、昨年の日本シリーズを意識した発言のようにも思えるのだが、講演を通じて落合氏は、しばしの浪人生活をエンジョイしているようにも見える。
そんな外野の声を知ってか知らずか、トークショーはこんな言葉で締められるという。
「今、私がいちばん欲しいもの、わかりますか? 白のワイシャツです。もし私にプレゼントを下さる方がいたら首回り42センチ、袖の長さ86センチの白のワイシャツでお願いします(笑)。今年から講演が多くなるんで、ワイシャツばかり買っているんです」
落合氏の商品価値は、監督退任以降も高値安定状態が続いている。2月には、盛岡、新潟、3月には静岡での講演が、すでに決まっている。落合氏自身も乗り気のようで、日刊スポーツでの評論家活動以外は講演に専念すると話している。
「民放キー局では野球中継が激減しており、高額で解説者を抱える余裕はない。かといって、監督時代の非協力的な言動もあって、中部地区のテレビ局からは声がかからなかったようです」(スポーツ紙デスク)
夕刊紙記者が補足する。
「一昨年に息子の福嗣君が結婚しましたが、いまだに細々とタレント活動をしているのが現状。彼を溺愛する落合氏は、常々『死ぬまで息子の面倒を見る』と話している。テレビがダメなら、需要のあるトークショーや講演で稼ぐしかないでしょう。広告代理店関係者によると、1回の講演料の相場は、楽天元監督の野村克也さんで300万円、サッカー日本代表前監督の岡田武史さんは250万円だといいます。落合氏も遜色ない額だと思いますよ」
だが、球界屈指の名伯楽を、球界がこのまま放置しておくわけはないだろう。はたして今オフ、落合氏が着ているのはワイシャツか、ジャパンのユニホームか、それとも ‥‥。
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