現在放送中の「痛快TVスカッとジャパン」(フジテレビ系)で、上司に媚びへつらい、部下にはイヤミの限りを尽くす“馬場課長”役を好演する木下ほうか。今や子供たちから番組宛にファンレターが届くほど絶大な人気だ。
時にはドラマ「昼顔」(フジテレビ)で見せた非情な夫、時には「はい、論破っ!」と部下をコケにしまくる課長と八面六臂の活躍ぶりだが、その素顔はいったいどんな人物なのか。
「東日本大震災の3カ月後に被災地に訪れるなど、実に男気のある好漢です。それも『芸能人の慰問』ではなくイチ市民として全国から集まった若者たちと、ガレキの撤去や塩害に遭った土をダンプに運んだりという作業をテントに寝泊まりしながら続けたそうです」(映画関係者)
その時の記録が、木下の過去のブログに残っている。
津波の被害に遭ったあるご家庭の片付けをしていると、1階の部屋にタンスを見つけた木下。海水に浸かり開かなくなっていた引き出しをどうにかこじ開けたところ、中には100万円ほどの帯封が入っていたそうだ。本人は照れ隠しか、(正直、一瞬ポッポナイナイしようと思ったことはいうまでもありません~一瞬ヤデ)と茶化して書いているが、被災者ご家族の喜びはいかばかりだったか。
木下の情熱は、もちろん仕事へも向けられている。
「ドラマやバラエティで多忙なはずですが、昨年公開された映画『グレイトフルデッド』ではプロデューサー、今年公開予定の『木屋町DARUMA』ではキャスティングなど、最近は役者とは違った角度でも映画と向き合っているようです」(前出・映画関係者)
イヤミな課長の素顔は、簡単に“論破っ!”できるような薄っぺらなものではなさそうだ。