「微笑みの貴公子」として大フィーバーを巻き起こし、日本での韓流ブームを牽引した韓国人俳優のペ・ヨンジュン。そのブームとなったドラマ「冬のソナタ」の続編が制作されることが発表されたのは4月14日のことだった。
「冬のソナタ」の制作会社であるPanエンターテインメントが、演出家のユン・ソクホ、脚本家のユン・ウンギョン、キム・ウニを再結集して続編を制作、5月に脚本が完成する予定という。韓国エンタメライターが内幕を語る。
「5月も下旬になったが、脚本完成の報告はありません。第一報では、主演俳優も内容も未定とのことでした。具体的なクランクインの話もないし、資金調達のための発表のようでした。デカいアドバルーンをあげれば、一儲けを狙う輩が寄ってきますから。韓国では、特にそうです。続編制作の理由として、冷え込んだ日韓関係を改善したい、というお題目をあげていて、鼻白む思いがしました」
どうやらこの続編、かなりの確率でポシャりそうだという。日本ではすでに韓流ブームは消え去り、韓国への渡航者は激減し、韓流映画の上映館だった六本木の映画館は6月で閉館が決まっている。「一番の理由はペ・ヨンジュンの結婚発表にある」と語るのは、芸能ライターだ。続けてもらおう。
「ペ・ヨンジュンが選んだ相手がまずかった。弟のようにかわいがっていた同じ事務所の後輩俳優キム・ヒョンジュンの元カノ、パク・スジンで13歳も年下。体調を崩して気弱になっていたペ・ヨンジュンを看病して結婚に持ちこんだ。さらに、ヒョンジュンの軍隊入隊2日後に結婚を電撃発表するやり口に、ヨン様も普通の男だったのね、とファンは失望したわけです。この先、冬ソナ続編に主演しようが、以前のようなフィーバーはないでしょう」
ちなみにユン・ソクホ監督は3年前にチャン・グンソク主演で連続ドラマ「ラブレイン」を監督。時代遅れの陳腐な内容で平均視聴率は5.3%、最低視聴率4.4%まで下落。以来、新作はない。感性を否定され、過去の人扱いされている監督のオファーを利にさといペ・ヨンジュンが引き受ける確率は万に一つもなさそうだ。