「あだ名を付けてください!」
自分の好きなアイドルに愛称をつけてもらうべく、握手会のファーストコンタクトで当たり前のように飛び交うのがこのフレーズだ。
AKB48グループの場合、握手券1枚でメンバーと握手できる「個別握手会」では、触れ合える時間はたかだか5秒程度(メンバーの人気や当日の状況にもよるが)。その少ない時間の中でファンの外見の特徴を瞬時に見極め、即座にあだ名を付けるというのはなかなかの至難の業だ。
メンバーたちも対応に頭を悩ませるこの一連のやり取りだが、乃木坂46屈指の“釣り師”と呼ばれる秋元真夏の斬新な対応がテレビ番組で紹介され、注目を集めている。
6月14日深夜に放送された乃木坂46の冠番組「乃木坂工事中」(テレビ東京系)で、ファンに「あだ名を付けて」と頼まれることは多いと語った秋元。同番組で司会を務めるバナナマンに「太った人にはどんなあだ名をつけるの?」と聞かれると、「見たままでつけてと言われるから‥‥」と付け加えたうえで、いきなり「ぶーちゃん」とドストレートな回答を披露。ぶーちゃん以外にも「子ブタさん」「ピッグ」などのレパートリーがあると語り、スタジオは爆笑に包まれたわけだが‥‥。
この放送を見たファンからは、「全部ブタやw」「真夏さん、ヒドすぎるわ」「それ、ただの悪口だろ」「ブタしばりかよ!」など、ある意味でその独特なセンスのなさと正直すぎる対応に困惑する声があがった。
とはいえ、ファンは皆、楽しんでいる模様。ぜひとも次回の握手会からは、太っている人はもちろん、たとえ痩せているファンも“真夏名物”ブタ名をリクエストしてみてはいかがか。愛らしい笑顔とともに「ブタ呼ばわり」されて、おもわずビンビン喜んでしてしまう自分に気づくかもしれない(笑)。
(石田安竹)