11年3月に4歳下の実業家A氏との“セレブ婚”を発表した南野陽子(47)。夫・A氏の金銭トラブルや借金問題が取りざたされても、じっと耐えてきたが、ついに堪忍袋の緒が切れた。「許さんぜよ!」とばかりに夫の不貞を追及。壮絶な夫婦ゲンカに発展したという。
コトの発端は6月4日発売の「週刊新潮」。「銀座クラブママのお腹に夫の赤ちゃん」と題し、A氏の女性スキャンダルを報じた。記事によれば、A氏は南野と婚姻関係にあった3年前からクラブママのB子さんを口説き、「南野との離婚」を切り出したうえで肉体関係を持った。そして、B子さんを妊娠させてしまったというのだ。
A氏を巡るスキャンダルは、今回の妊娠騒動だけではない。昨年には、A氏が経営に携わるクリニックの内装工事代金700万円の未払いや、芸能事務所元社長から借金290万円の返済を求める裁判を起こされていたことが発覚した。芸能関係者が語る。
「A氏はどんな記事が出ても、『全てデタラメだから』と南野をうまく言いくるめていたようです。彼女にしても『夫を信じていますから』と周囲の声に耳を貸さなかった」
しかし、夫が他の女性を妊娠させたとなると話は違ってくる。前述の週刊誌報道を受け、南野がA氏を自宅で厳しく問い詰め、大ゲンカに発展したという。
「さすがに南野もA氏の弁明には納得がいかず、激しく言い争ったと聞いています。『家から出て行け』『出て行かない』と収拾がつかなくなったとも‥‥。実は、時を同じくしてマンションにパトカーが出動したことがあったんです。『南野が警察を呼んだのでは』と、住民の間で噂になっていましたね」(芸能関係者)
これだけの大騒ぎとなれば、もはや夫婦の亀裂は決定的だろう。現地で取材をすると、こんな証言を得た。
「以前はご夫婦そろって出かけていたのが、6月初旬に高級外車で出かけるAさんの姿を見て以来、見かけません。マンションの駐車場でも珍しい高級車で、ナンバーもかなり特徴的なので、すぐにわかるんです。しばらくAさんの車は見ていません」(マンション住民)
A氏が姿を消したのは、夫婦ゲンカが勃発したタイミングとちょうど重なる。別居疑惑も浮上する中、気になるのは南野陽子という美人女優を射止めながら、ないがしろにするA氏の人柄だ。彼を知る飲食店経営者が打ち明ける。
「とにかく口が達者で、誰が相手でもものおじしない。数年前、高級クラブで清原和博とたまたまハチ合わせたことがあった。すると初対面にもかかわらず、出身高校が同じというだけで『先輩!』とすり寄っていた。当時の清原は羽振りもよく、投資話でも持ちかけようとしたのかも」
この飲食店経営者によれば、南野が自分のカードで買ったという1000万円の婚約指輪に関しても、
「立て替えてもらっただけで妻には現金で返した」
と周囲にうそぶいているという。だがそれだけの現金があれば、これまで報じられた金銭トラブルは清算できたはずだが‥‥。
「結婚当初はIT関連企業社長と報じられたA氏ですが、事業の実態は不透明で、南野が所有するマンションで優雅な生活を送っていた。そんな夫の“更生”を信じて、いくばくかのお金を融通していた南野も、ついに離婚を決断したのでしょう」(芸能関係者)
夫婦ゲンカに端を発したパトカー出動騒動と別居疑惑。コトの真相を聞こうと自宅マンションを訪ねたが、応答はなく、所属事務所に問い合わせても、期限までに回答を得られなかった。
「南野が懸念しているのは、『結婚に失敗した女』というイメージがつくこと。ああ見えて意地っ張りなところもあるから、どう転ぶか‥‥」(芸能関係者)
今年でデビュー30周年を迎えた南野。私生活で再スタートを切るには、いいタイミングかもしれない。