7月13日放送のバラエティ特番「人生が変わる1分間の深イイ話時間SP」(日本テレビ系)で、タレントの若槻千夏が4年ぶりにテレビに登場。その華麗なる転身ぶりが視聴者の間で話題となったのは記憶に新しい。
07年の終盤からテレビでの活動を控えてきた若槻は、09年にアパレルブランドを設立。年商25億円の人気ブランドに成長させた。その後、前出のブランドからは手を引いたが、現在もデザイナーとして活躍。自身が手掛けたキャラクター・KUMATANが台湾で爆発的な大ヒットを記録した。今では、アジアを股にかける実業家兼デザイナーとして飛び回っているという。
放映後には視聴者から「テレビから消えて成功!」「ここまで大きくして単純に凄いと思う。あのまま芸能界に居続けるのは難しかったと思うし、いい選択してる!」といった称賛の声が相次いだ。テレビ誌ライターが解説する。
「若槻の場合は、久々のテレビ出演も見た目が劣化して痛々しいケースになっていなかったのが女性にウケた要因の1つ。もっとも鼻の形が少し変わっていて、プチ整形したように見えましたけど(笑)」
ところで、ファッション関連のサイドビジネスを手掛ける女性芸能人は少なくない。しかし、その多くは商売の成否を問わず、同性からの支持がかんばしくない。「その原因は“いやらしいアピール”と“鼻につくセレブ感”です」と言って、女性誌記者はこう続ける。
「前者でいえば、千秋と神田うの。千秋は子供服ブランドを立ち上げたほか、天然石アクセサリーの販売会社も設立、どちらも大成功しています。宣伝には芸能人人脈をあこぎなまでにフル活用。商品を買ってくれた友人タレントが、実際に身に着けている写真を頻繁に自分のブログにアップしていました。その千秋を『意地汚い』と批判した神田も、ベビーシッターによる盗難被害を自分のブランドの新作発表の日に報告。宣伝臭が強すぎる、と似たり寄ったりの評判です」
後者の“鼻につくセレブ感”でいえば、梨花がその代表だという。
「ノート1冊2000円、ルームウェアが2万円。名前で売れると思っているのかもしれませんが、一般の金銭感覚ではないですね。『何様?』と言ったようなバッシングが非常に多いそうです」(前出・女性誌記者)
若槻の場合は値段設定も抑え気味、過剰なアピールもしなかったことで好感度が高かったというが、知名度と人脈とエゴをまる出しで副業に奔走する芸能女子たちの多いこと。最終的に“勝ち組の中の勝ち組”になるのは誰なのだろうか?
(金子良太)