元テラスハウス・メンバーの今井華が、今月28日に放送されたバラエティ番組「踊る!さんま御殿!!親子SP」(日本テレビ系)に出演。そこで思わぬ失言をしてしまい、映画もヒットした「テラスハウス」(フジテレビ系)にまつわるあの疑惑が再び浮上している。
同番組で明石家さんまにキスシーンの経験を聞かれた今井は、「テラスハウスで“キスシーン”がありました!」とあっけらかんにコメント。この発言が火種となり、視聴者からは「今井さんがあっさり認めてる!」「あれってリアリティ番組じゃなかったの?」「え、これって失言!?」「やっぱり、ヤラセハウスだったのか」との声があがっている。
「テラスハウス」は12年10月から14年9月までの約2年間放送されたリアリティ番組。共同生活をする若者たちの日常をありのままに届けるというコンセプトで放送され、中高生世代を中心に人気を博した。だが、一部からは「大まかなシナリオは決められていた」「スタッフからの指示がある」など、ヤラセ疑惑が常にささやかれていたのも事実。
「今回の発言そのものは『テラスハウス』でキスをしている現場が放送されたという意味で、キスシーンという表現を使っていたと見るのが妥当な解釈ですが、あれをリアリティ番組だと信じている視聴者には紛らわしい表現。多くの人たちが困惑する結果になってしまいましたね」(芸能誌記者)
映画版も興行収入12億5000万円と大ヒットし、それに気をよくしたフジテレビは、続編となる「TERRACE HOUSE NEW SEASON COMING(仮)」の制作を発表。米動画配信サービス「ネットフリークス」で今秋から配信が予定されている。
一部の熱狂的信者を中心によって支えられているコンテンツだけに、今回のヤラセ疑惑が作品のヒットに大きな影響を与えるとも思えないが、毎回番組冒頭で執拗にナレーションされていた「台本は一切ございません」と煽るようなキャッチコピーが、今後はやたら胡散臭く聞こえてしまうのは間違いなさそうだ。
(田村元希)