7月24日からスタートした金曜ナイトドラマ「民王」(テレビ朝日系)の視聴率が8.5%だったことがわかった。同ドラマは視聴者から評価が高く、今後さらなる人気を獲得する可能性があるという。
「『民王』は『半沢直樹』や『ようこそ、わが家へ』などの人気作家・池井戸潤と『SPEC』の脚本家・西荻弓絵など実力派スタッフが集結したテレビドラマです。現職総理大臣とおバカな息子の心が入れ替わるというコメディタッチの内容ながら、遠藤憲一と菅田将暉の熱演と、テンポの良い物語がドラマファンから高評価を得ています」(テレビ誌記者)
ドラマでは実際の政権を風刺しており、視聴者は誰のことか容易に想像がつく内容となっている。そのため、偶然放送を見た元宮崎県知事の東国原英夫氏はツイッターで「これ、大丈夫か?(笑)この総理像・政治家像って、一昔前のもの(笑)。政府・官邸から、内容に対して圧力はかからないのかな(笑)。事前に検閲は無かったのかな?(笑)。政府与党有志の会で、メディアを潰せとなるかも(笑)」とツイートした。
それだけに今後の内容次第では政治家からクレームが入る心配があるという。
「ドラマではありませんが、過去にテレビアニメ『銀魂』では、実在の政治家をパロディ化し、放送中止に追い込まれたことがあります。『民王』第1話でも、未曾有(みぞう)を(みぞゆう)と読み間違えるシーンが登場し、露骨に麻生太郎を皮肉っている。今後も様々な政治家をイジるとすれば、脚本の変更や放送中止となる可能性も考えられるでしょう」(前出・テレビ誌記者)
今もっとも数字が期待できるとされる人気の池井戸潤ドラマだけに、最後までこの勢いで突っ走ってほしいものだ。
(森嶋時生)