ファン待望の新シリーズ「相棒season14」(テレビ朝日系)が、いよいよ10月から放送されることとなった。注目を集めていた相棒「4代目」に決定したのは、俳優の反町隆史。主演の水谷豊とは、今作が初共演となる。
この相棒決定には水谷の強い意向が反映されたようで、「いつか一緒に仕事をしたい役者の中に、いつも反町さんがいました。出会うべくして出会った相棒」とコメントしている。
だが、4代目決定に至るまで「選考は難航し迷走した」と芸能記者はその経緯を話す。
「『相棒』は、シーズン5から平均視聴率が15%を下ったことのない超人気ドラマです。それだけに4代目の打診があっても躊躇した俳優もいたでしょう。数字が落ちたら、それこそ“やり玉”に挙げられますからね」
では、なぜ反町に決まったのだろうか?
「反町は連ドラも単発でもコンスタントに主演していますが、このところ大きな話題になった作品はありません。しかし、あの水谷からのラブコールとなれば、話題性は抜群。俳優としての評価も上がると見込んだのではないでしょうか」(前出・芸能記者)
しかし、水谷の“クランクイン前”の相棒役の大絶賛はいつものことで、その後毎回、評価が一変し、奈落の底へと突き落とすから、俳優としては「油断ならない」という。
「結局現場でうまくいかなければ、水谷の意向で殉職でも何でもストーリーを作って“消す”ことができる。水谷の甘い言葉を反町は真に受けないことですね。3代目の成宮のことも『今までの相棒の中で一番演じやすい』と言っていたにもかかわらず、最終的には犯人として逮捕された。もし反町が水谷の意に反する自己主張をするようにでもなれば、1クールで終わることだってありえます」(テレビ関係者)
反町にしてみれば、上手くハマれば今後の役者人生を大きく変えるターニングポイントになり得るが‥‥はたしてどちらに転ぶか、二人の今後の言動の変化にも注目していきたい。
(李井杏子)