「24時間テレビ」のマラソンといえば、もはや同番組の名物企画。しかし、ランナーによっては「ワープ疑惑」「なんでこの人が?」「高額ギャラ」「感動の押し売り」など、批判意見が多かったのも事実だ。ところが、今回のランナーであるDAIGOにはそういった声がなかなか聞こえてこない。
「簡単にいってしまえば、見た目、血筋、本人の性格。この3つでしょう。この数年のランナーといえば、はるな愛(10年)、徳光和夫(11年)、佐々木健介&北斗ファミリー(12年)、森三中の大島美幸(13年)とツッコミどころ満載のメンバー。言葉は悪いですが、この人たちが顔をクシャクシャにして走る姿を見たくないという声も多かったんです。昨年こそTOKIO・城島というジャニーズの印籠で雑音を封じましたが、今年のDAIGOはルックス的にも近年でもベストの選択でしょう」(テレビ専門誌記者)
記者がさらに続ける。
「血筋も大きい。なにせ元総理大臣の孫。この肩書きは、政治家が芸能人のように厚遇されるような地方、そういった地域に住む年配者には絶大なパワーがあります。彼が総理大臣の孫とわかれば興味津々で見てくれることは間違いない。それにDAIGOは良い意味でお坊ちゃんまる出しですし、今回のギャランティは1000万円だという噂がありますが、誰とは言いませんが過去の某ランナーのように“お金のために”走っているという批判は彼には絶対に出ませんよね」
それに加え、本人の敵をつくらない性格が下衆な批判を封じ込めていると、女性誌記者が語る。
「親類が語っているように、もともと争いごとが嫌いな大人しい性格のようです。それにいろいろなところでサービス精神が旺盛ですから、子供たちにも“面白くてカッコイイお兄さん”というイメージが定着しています。ですから、粗を探してもほとんど見つからない。老若男女に敵がいない、チャリティーイベントにはうってつけの人選ではないでしょうか」
本人がこの“いい人すぎる”イメージを喜んでいるかどうかは定かでないが、熱愛中である北川景子の誕生日に走るという“偶然”も今回の企画が後押しされている理由だとか。
「ちょっと出来すぎという気がしないでもないですが、『愛は地球を救う』という言葉にピッタリかもしれませんね」(前出・女性誌記者)
(中里けい)