柴咲コウが2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」にて、戦国時代に活躍した井伊直虎の役で主演を務めることがわかった。
井伊直虎は女性ながら名門・井伊家の家督を継いだ女傑で、安政の大獄で知られる井伊直弼のご先祖様にあたる名君だ。その直虎を柴咲が演じることに象徴的なものを感じるというのは、歴女を自認する女性誌ライターである。
「井伊直虎は生涯、独身を貫きました。しかも、婿養子として迎えるはずだった男性の息子を、のちに養子として育てているのです。家督を継いだ時の年齢はわかりませんが、女盛りの時期に独身だったことは間違いありません」
その直虎を演じる柴咲は現在、34歳。大河ドラマが放送される再来年には36歳となり、いよいよアラフォーに突入するのである。
その柴咲が27歳だった2008年に、妻夫木聡と破局していたのは有名な話。大河と照らし合わせると、まるで婿養子に去られた直虎の生涯をなぞっているようにも映る。
「歴史物ファンのわがままを言えば、直虎を演じる女優には独身でいてほしいですね。もちろん、ドラマの放送中に結婚するなんて、もってのほかです」(前出・女性誌ライター)
そんなわがままに応える必要はないが、ぼやぼやしているとあっという間に2年など過ぎてしまうもの。歴女たちの期待通り、独身アラフォーのまま大河ドラマの本番を迎える可能性は高くなったのかもしれない。
(白根麻子)