フリーアナウンサーの羽鳥慎一が、9月28日からテレビ朝日の朝の顔になる。現在放送中の「モーニングバード」から、同局が日本初のワイドショーとして放送していた「モーニングショー」に羽鳥の冠をつけて22年ぶりに復活させ、羽鳥を全面に押し出す方針だ。
これにより、2011年4月からスタートした「モーニングバード」で羽鳥を支え続けたフリーアナウンサーの赤江珠緒は番組を卒業。新番組には同局の宇賀なつみアナウンサーがアシスタントに入る。
この発表に対し視聴者からは「いまだって羽鳥全面押しだろ」「バードも冠のようなものだと思うが」との意見が多く、テコ入れとも思えない発表に「なにが変わったの?」と名前だけをすげ替えたような感は否めないようだ。
また、多くの視聴者の関心を集めたのは赤江アナ。「タマちゃんが好きで観てたのに残念」「赤江さんに残って欲しかった」と、番組卒業を惜しむ声も多かった。
この一連の決定に関して、芸能ジャーナリストが言う。
「民放の同時間帯で『モーニングバード』は昨年2位になりましたが、今年は3位に転落してしまった。それは羽鳥の疲れた顔にあると思います。彼は現在、週1放送のレギュラー番組4本と、朝の帯番組1本に出演していますが、生放送の『モーニングバード』では、上まぶたが重く、いかにも“寝不足です”といった表情のときがある。1日のスタートに観る番組で、あの顔はいかがなものか。もはや『ズームイン』時代の爽やかな表情は薄れましたね。さらに冠付けた新番組で惨敗すれば、羽鳥の汚点となりかねません」
数字を取ってテレ朝に歴史を残すか、それとも自身の黒歴史となるのか。羽鳥アナはいよいよ正念場に立たされたことになる。