EXILEのシンガー・TAKAHIRO。06年の同グループの新ボーカルオーディションで優勝し加入。以降、人気メンバーとして活躍している存在だ。
彼はかつてかなりのワルだったことがファンの間では認知されているが、EXILEにさほど興味のない一般人にはあまり馴染みのない話でもある。ところが9月中旬あたりから、TAKAHIROがこれみよがしに二の腕に彫られたタトゥーを見せている写真がネット上に貼られ、そのEXILEとは“無縁”な人たちを驚かせている。
「女の顔がスタバのマークのパクリか?」「下手クソな彫り師だなぁ」「ビックリマンシールかと思った(笑)」「氷川きよしの顔面でタトゥーはダサい」「うちの実家は温泉だけど、EXILEは入浴禁止な!」など、TAKAHIROタトゥーとの初対面に嘲笑&絶句した様子がうかがわれる。
「ネットでの拡散でつい最近彫ったと思った人が多かったようですが、じつは彼はデビュー前から右腕の女性の顔はすでに彫っていました。ファンには周知のことなのですが、こうしてあらためて取り沙汰されているのを見ると、日本ではやはり拒否反応を示す人が多いようですね」(エンタメ誌記者)
もちろん「タトゥーがダメなんて時代遅れ」「ファッションだから」「カタギの仕事じゃないから好きに彫ればいい」といった擁護の声もあるわけだが、TAKAHIROの場合はグループ加入後にもタトゥーが増え続けていることもあり、EXILEファンの中にも「見ていて気分が悪い」「子供たちに教えたくない」と突き放している人たちも多いという。
「芸能界には『昔はワルだった』と武勇伝のように語る連中が多いですが、ワルだった奴なんて日本中にゴマンといますよ。優等生になるより簡単ですから、何を自慢してるのかといつも失笑です。それでも芸能界に入ったあとにタトゥーを増やすのはほんのごく一部。TAKAHIROの紋々自慢は、ヒットチャートで飯を食っている売れ線芸能人がいきがっているようにしか見えません」(週刊誌アウトロー担当記者)
最近では元プロ野球の清原和博がテレビ番組内で「(高校生でも)入れたいやつは入れればいい」とタトゥー推奨発言をして物議を呼んだが、放送では清原がこれみよがしに見せたタトゥーに画像処理が施された。それほど日本ではまだハードルの高い紋々事情。ファンも複雑な心境だろう。
(野上順平)